怪談 第9話・・・・「視界に入りくるもの」 | Rinsukeの「なまら半角斎んでない怪?」

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Rinsukeの怪談(僕の実体験ね)を中心としたBlogです。もちろん「模型の話題」もあり...ま、勝手気ままなBlogです。

「ドンッ!」

ある日の朝、僕の背中に何かがのってきた。


つい最近の出来事だ。


ある日曜の朝、うつぶせの状態で寝ていた僕。
何かが背中に乗ってきた感触に気づき目覚めた。

「ん?・・・・・・なんだ?」

枕に顎を乗せ、枕元の目覚まし時計を見た。

午前8時40分。


「なんだろう・・・・・・・・・。」

僕の肩のあたり。

あきらかに誰かの「手」で押されている感触がある。

しかしそれは、徐々に僕のお尻の位置へとゆっくり移動し僕から離れていった。


「なんだったんだろう・・・・・・」

そう考えていた時だ。


「ピキーーーーーン!!」


いきなり金縛りだ。


「マジかよ!」


うつぶせの状態、枕に顎を乗せ目覚まし時計を見ている状態。

もちろん目はあいている。

何故か瞼が動かない。

動くのは目だけ・・・・・。


「ドスンッ!」


何かがさっきよりも勢いよく乗ってきた。


「うわっ!まずい!」


それは徐々に僕の頭の方へ移動してくる。


「うわ・・・見ちゃう・・・見ちゃう見ちゃう・・・怖い!」


何かを見てしまうのでは?という恐怖感が僕を襲った。


移動していたものは、僕の首筋あたりで動きを止めた。


「くるなよ・・・・・・くるなよ・・・・・」


その時だ


僕の視界の隅。
いわゆる目の端っこで何かが動いていた。


ゆっくりと視線を向けた。


その何か・・・・・・



ゆっくりとではあるが長い女の髪の毛が、上からゆっくりと下がってくるのが
見えたのだ。


そう、僕の頭の上から僕の顔をのぞき込もうということだ。


「俺が何かしてやれるわけねーだろ!他に行けよ!他に!」


声など出るはずがないが、夢中でそう言い放っていた。

とにかく怖かったんだ。


「南無阿弥陀仏・・・南無阿弥陀仏・・・・・」

とにかく無我夢中だった。


すると「フッ・・・」っと身体が軽くなり、同時に身体が動かせるようになった。


「よかったぁ・・・・」

枕に顔をうずめ呼吸を整え、僕は仰向けになり天井を見上げた。


瞬間・・・・・・


知らない女が、枕元から僕をのぞき込んでいた。


「うわぁーーっ!!」


飛び起き後ろを振り返ったが、もう女の姿はどこにもなかった。


一体何がしたかったのだろう・・・・・。



この話しは一部のマイミクさんにお話しした話です。
でも、話しは金縛りが解けたところまででした。

実はこんなオチがあったんですよw


その女が現れたのはその日だけ。

以来いつもの朝を迎える毎日を過ごしています。