「譲位受禅の儀」と天皇陛下と | 凡人の戯言

凡人の戯言

ニュース等をまとめてエントリーしています。社会保険税と年金税の軽減・減免の早期実現を望んでいます。財源は、杜撰な会計をしているNPOや社団法人などに支給している予算を充当すべきと考えています。


   皇位継承は、現 天皇陛下から皇太子(次期天皇)殿下へその地位(天皇)が譲り渡される。これを譲位という。そして、皇太子(次期天皇)殿下がこれを受け取る。この行為を受禅という。


これら一連の儀礼が「皇位継承の絶対的な原則」であり、その地位の正当性を担保する儀礼である。


この譲位と受禅が行われることで、皇位の継承が完了する。



しかし、現政権は、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」の成立させ、天皇陛下を強制的に「退位」させる「退位の儀礼」を実施した。


これは、日本開国以来、一度も経験した事のない「天皇の廃位」という「国家の根幹を破壊」する破滅的な行為である。


つまり、2600年以上連綿と紡がれてきた大和朝廷は、実質的に平成31年4月30日をもって終焉となる訳だ。


5月1日からは「新王朝の初代天皇が即位」する。天皇の地位を継承する儀礼において、「退位」という概念は無く、またその様な言葉も無い。つまり、5月1日に即位する天皇は、皇位継承によって誕生した天皇では無く、新王朝の天皇という事になるのだ。





(補足)
これは、「退位特例法付帯決議」に如実に現れている。

いわゆる女性宮家、父系継承の断絶である。皇室は、父系で継承する事で、中国で起こった易姓革命という内乱。これを防いで来た。しかし、母系ともなれば、次期天皇に姓が存在し、権威の正当性が失われるからだ。武力によって覇者となった者が、その地位の正当性を示すために、粛清が行われた。これが中国の歴史。日本で易姓革命が行われる様になれば、皇位その地位が不安定となり、日本は、中国の様に戦火が絶えない国となる。それは何としても回避しなければならない。
 

私感

誠に憂うべき状況だ。せめて国体護持くらいは、自発的に守ってくれると、現政権に期待し、国防外交、憲法の情報提供を無償で行なって来たが、どうやら違った様だ。


改元と同時に、方針を改める必要がある。あらゆる手段を行使し、易姓革命を事前に阻止するしか無い。



(参照)

 中川 八洋 (著)   天皇「退位」式は皇統断絶 徳仁《新天皇》陛下は、新王朝初代   


神社新報  平成29年08月14日付 2面