子供の頃、多分小学校1~2年生の頃だったかな、母が台所に置いてある蒲鉾の板を手に取って
「これは何かに使えるから捨てずにとっておこう」と言ったのです。
その時の僕はこう思いました。「大人ってすごいな、こんな蒲鉾の板切れ一枚を何かに使うなんて」と。
何の変哲もない蒲鉾の板切れがこの後どんな形に、どんな風に使われるのかワクワクしていたのを覚えています。
しかしそれから何日経っても何週間経っても何か月、何年経ってもその蒲鉾板が姿を変えて何かに使われたりすることはなく
結局そのまま放置プレーでいつ捨てられたかもわからず気付いたら無くなっていたのです。
あれから50年位経った今日
不要物を片付けようと茶箪笥の中を覗いたら、使わない皿の中から蒲鉾板4枚が出てきてびっくりしました。
この4枚の蒲鉾板が何年前からこうして隠されていたのかは不明ですが
明らかに母が何かに使えると思って捨てずに置いておいたのでしょう。
なぜこんなものを捨てずにとっておくのかその心理は不明ですが
よく捨てられない人っていますよね。捨てることに罪悪感があるのでしょうか。
