明確な評価基準は、欲求段階を駆け上がる4
営業マネジメントを行うに当たって
営業担当者に
明確な評価基準を言葉で示し、
何が、会社(チーム)に対する貢献か
何が、自らの成長か、
そして、それが、どれだけの実績に繋がり、
来年、再現できるかについて、深く話し合う。
ベネッセコーポレーションの個人情報流出事件において、
容疑者は、生活の困窮について供述しているという。
食品大手「マルハニチロホールディングス」の子会社
「アクリフーズ」で発生した農薬混入事件で、
49歳の犯人の年収は、200万円だったという。
営業マネジャは、この事実を深く受け止める必要がある。
営業という職種は、実績が顕著に数字で表される。
逃げようのない事実である。
数字に対して、営業マネジャがどんなに責任を持とうが、
営業担当者が、実績に対して、
信賞必罰の世界で生きていることには変わりがない。
一昔前であれば、信賞必罰も、許容できる差でしかなかった。
能力給が定着した現在においては、許容できない差になる可能性が高い。
一部上場企業の社長の年収が億を超え、
組織内の、職階による待遇格差、実績による待遇格差、
雇用形態による待遇格差が激しくなっている現在、
営業担当者が、実績が挙がらず、その待遇の差異が、
許容できないところまで落ち込んだとき、
犯罪にまで発展することが、起きているのだ。
セキュリティシステムがどんなに発達し、
制度をどんなに整えても、
人の悪意までは見抜けない。
また、小手先の自己啓発セミナーの真似事のような、
心理操作で、営業担当者の欲求を操ろうなどという、
姑息な考えは、大きなリスクを背負うこととなる。
営業マネジャは、真摯に、営業担当者の成長を促し、
経済的にも、精神的にも、地に足ついた豊かさを、
考慮しなくてはならない時代に突入していることを
自覚しなくてはならない。