保険とは、相互扶助の精神を基にした保障の制度である。互いを助け合おうという着想に、競争を煽るような姿勢は、あまり似つかわしいようには思えない。そこに携わる根底となる精神や、必要なものに、気づいて差し上げることや、専門知識や技術など、本当に大切なことを磨かねばと、思うのでした。
10/13 10:08
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夜空に輝く人工衛星!
この打ち上げにも保険がかけられているというお話をご存知でしょうか?
何年か前、当事者に極めて近い方にお会いしたことがあります。
保険料は幾らだと思われますでしょうか?
大体、5回に一回失敗する計算で、決まっているそうです。
1,000億円ならば、200億円ということとなります。
さて、この保険・・・。
引き受けを行う会社は、日本でただ一社です。
競争はありません。過去はあったかどうかは不明です。
損害保険ですので、一年更新か、都度かけるかしているはずです。
商品の性格からしますと、都度だと思われます。
巨額の保険料に対しなぜ競争しないか・・・・?
競争を行うと、確実に破綻する会社が出るからだと思われます。
または、保険料が、高騰するからだと思います。
事故が起きた翌回、他の会社が、安い保険料で営業をかけるようなことがあると、
事故時の引受会社は、おそらく経営危機に陥ることが考えられますし、
このことが恒常化すると、逆に、どの会社も引き受けないか、
仮に引き受けても、次回の保障がない場合、保険料は、かなり高騰することが考えられます。
この現象は、損害保険の本質でもあります。
保険会社も顧客も、同じ保険会社で長く加入できることが、
本来は、いろいろな事がうまくいくのです。
実際、ある保険会社の幹部の方に、どのくらいの規模の会社から、
長い契約を求めますか?
(=一度離れた会社さんについて、再引受けをお断りしますか)
という質問に、一概には言えないけれども、
売上高で、大体500億円くらい・・・が、目安になると思う・・・。
という回答を頂いたことがあります。
このクラスの会社さんになると、人工衛星と同じ感覚での、
お取引関係ということとなります。
さて、長い取引き関係を続けるとき、
お互いが誠実に相手のことを考えて行動することが前提となります。
それでもお互いの立場から考えたとき、思惑がずれる場合、交渉が必要となります。
前述の規模になりますと、取引先を変えるという選択肢は、
かなり覚悟の必要な決定となりますので、
交渉は互いの立場を理解しあうことが中心となるかと思います。
その数字にはまだ至っていない会社さんにとっては、たくさんの情報が必要となります。
そのひとつが、他社はどうかということではないでしょうか。
これは、あくまで競争することが前提ではなく、より良い関係を続けるための
客観的なデータとして活用することだと思います。
もちろん、何度も保険会社を変更しても、差し支えのない規模と考えられますので、
常に安い保険会社を選択することも可能ですが、
そこは、人と人のコミュニケーションが重要で、
やはり、長いお取引を前提にする方が、何かといいことが多いと思うのです。
結論としては、比較はどんどん行うべし
されど、それは、現在の契約が妥当かどうかの目安であって、
あまりに大きな差異がなければ、基本、長い関係を続けるべし・・・。
そんな風に思っているのです・・・。