30.1.10最終
③ナムジュン
22.4.11
給油をし終え、店に戻ろうとすると何かが僕の顔を払いのけ落ちていった。紙幣が落ちていた。車の中の人は笑った。
ソクジンが遠くから見ていた。頭を上げる事が出来なかった。高級車を運転し、他人を冷やかす目をまともに見るにはどうしたら?不公平な事をしているなら、彼らと直面しなければならない。自尊心や勇敢性または平等の問題ではない。
だが、僕はガソリンスタンドのアルバイトだった。客がゴミを投げ捨てたら綺麗にしなければならず、憂鬱にさせたなら耳を傾けなければならなかった。足元に紙幣を投げたなら、拾わなければならなかった。
屈辱で爪が折れるくらい手を握った。その時、誰かが紙幣を取り上げた。彼らが消えた後も、ソクジンを見る勇気は無かった。彼は僕の卑怯さや、貧困、僕の状況を知らなかった訳ではなかったが、まだこの姿を見せたく無かった。
ヒョンは立っていた。彼は動かなかったし近づいて来なかった。話さなかった。
↓
ガソリンスタンドでバイト中、見下し貧しさを突き付けられるような、侮辱された姿をジンに見られた。
ナムはジンに見られたくなかった。他のメンバーもそうだが、ジンは多分裕福な家庭なので特に見られたくなかったかも。
次にあるが、ナムは兄らしくありたいと思っているが現実難しく苦悩している。まだ見せたくなかったとあり、いずれは話すことがあっても今ではなかった?
22.4.28
僕はテヒョンにずっと起こっていることを知っていた。彼は間違っていない。
彼は警察署に出入りしていた。全身に傷を持っていた。悪夢を見ていた。
テヒョンから話すのを待ってもいたが、僕が彼に向き合わない理由は、自分自身を疑ったからだった。僕は兄になりたかった。大人だったが、苦闘した友人を助けられない事実があった。素晴らしいと大人だと皆は僕を褒めたが、僕は良い大人ではない。問題に直面した時、躊躇せず無視するしかなかった。
ユンギが死んだ、とテヒョンは今日再びその悪夢を見る。彼を寝かせてはいけないと思った。長い間静かに腰を下ろし宇宙を眺めた。彼は自分の涙を拭き取らず、呆然とする。
ユンギが死んだ、ジョングクが事故死した、僕は争いに巻き込まれた、日常的にそのような夢を見ると言った。その夢が本当のように見えたと話した。
"ヒョン どこにも行かないで下さい"
↓
ナムは兄らしくありたい。しかし実際に貧困やテヒョンの問題などが目の前に現れると、逃げたり向き合う自信が無かったり現実的に助けられない自分に直面。今の自分は自分が思う兄ではない。
テヒョンが虐待を受けていると知っていた。何かきっかけに警察沙汰を起こすようになった。
どこにも行かないで下さい、をナムがどう受け止めたか。この後、グクとコンテナのエピソードがあり、この時点では何も出来ないと自信を無くしていたか。
ユンギは5/2、グクの事故は5/22なので、悪夢ともあり予知夢のような描き方の印象。テテもジンのように何かある様子。
22.7.20
僕は雑誌の広告をまじまじと見ることから頭を上げた。数日の間、他の顔が図書館の向こう側の窓の席を独占していた。重たい本、大きな袋、紙コップは同じだったが彼女ではなかった。
僕は同じページを何度も繰り返し読んだ。僕の目は言葉を全く理解する事が出来なかった。
何故まだここにいるのか?僕は答えを見つける事が出来なかった。自分の世界に深く溺れてしまった人々の中で、僕は同じ雑誌のページを不用意に読んだ。何も起きないと言う事は分かっていた。
僕は雑誌を持ち本棚の周りを行き来した。それらは、僕よりも背が高い本でいっぱいだった。開かれた窓から空気中の香りが図書館に広がった。高校時代を思い出した。その倉庫にいる友達と読んだ本と同じ香りがした。僕は昔から今の僕を成長させたのか?僕は自分自身をポジティブにする事は出来なかった。
当時は全てがマイナスにしか見えなかったのかもしれない。僕は別の本棚に移動し高校時代に学んだ古い本を選んだ。僕はまたやり直
さなければならなかった。僕は全てを一度一つずつ与えなければならなかった。
↓
自分と同じ逆境らしい彼女に会いたい。自分1人ではない、と思える?
彼女にはもう会えそうにないから、本棚に。自分より背の高い本棚の本は、自分が知らない物の象徴で、ナムに嫌な感覚を与えていないように読める。狭い世界が広がるような感覚がある?
当時は全てがマイナスに見えた、つまり今は必ずしもそうではなくなった。高校時代の本を選び、まずは高校からやり直そうと前向きに動き出した様か。