「ロング・グッドバイ」レイモンド・チャンドラー 訳・村上春樹


趣味外ですが、装丁がいい!
と思いませんか??
書店でのインパクトがありすぎるとですよ。。

チャンドラーの名著を村上春樹の訳・・
見事に編集サイドに騙されてみました。。

結論からすれば
面白くないわけないじゃないですか・・。
崩れた紳士、巨額の富をもつ男、
絶世の美女、ギャングスタ、警察・・
様々な人に小突き回されても
タフに自らを貫くマーロウ。
こういう男に弱いのですよ・・。
村上春樹の主人公も、
おおむね、巻き込まれ型の
主人公ですよね。
そこが嫌というひともいますが。
私立探偵という職業柄、
巻き込まれはしょうがないとしても、
先を見越して、巻き込まれようとする姿勢は
見ててひやひや、こちらから見ると理解不明、
だったりもします。
真相は最後の最後の最後に発覚。
長い長い長い伏線と
シーン毎の会話の妙はぜひ
一読してもらいたいところ。

ぜひ。。

ちなみに某大学生協にもお勧めのPOPを
書いてつけてもらいました(笑)

いろいろな人が訳している作品、自分がすごく好きな作品を
自分で訳すというのは一体どういう感じがするものなんでしょうね・・。
でも、かたち・ことば・けいたいをかえて、
昔からいろいろな人が言ってきた、考えてきた、やってきたことを
いまもなお、今のかたちとして、自分のことばとして
様々なひとがやっているいま、
きっと何十年、何百年も同じものをその時のことばで語るんだろうなあ
そう考えたらおんなじか、と思った。

ああ、回りくどい、自分。
ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー

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「不祥事」池井戸潤


空飛ぶタイヤから派生。
今回は連作短編の形。

相馬相談役のキャラがたってなかったですが。。「狂咲」はよかった。

警察モノはあまりスキではないが、
銀行がらみものはスキなのか・・と
気づかせてくれました。
ルーティンワークに見える銀行の奥では
何人もの人が
虚勢を張ったり、へいへこしたり、
黒を白にしちゃったりしてるわけなのですね。。


会社と関わる銀行・・というものが
やけに新鮮に見えて、
面白かったです。軽く読めたし・。

いい大学にはいっても
くだらない人たちはいるものですね・・。
でもその人たちもそこへ行く過程を
作ったということで偉いと言えば偉いですが?


啖呵を切るのはかっこいいが、
手を上げたらだめだろう・・とは思った。

しかし警察ものはだめで、銀行はオッケーというのは
私もまた俗物ということなのでしょうかね・・
不祥事 (講談社文庫)/池井戸 潤

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「マドンナ」奥田英朗


ガールから派生して読みました・・。
視点がこちらは男性・管理職・40代。

定点が変わると文章のおもしろみが
ガラッと変わるものですね・・。
まあ、人が変われば物事がかわるしね・・。

男の人って大変だ。
面白みにかける作品だったなあ・・。


表題作は☆ひとつ。
タイトルは忘れたけど
中の一作が良かったです。
マドンナ (講談社文庫)/奥田 英朗

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