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パニック障害は治る!

パニック障害や鬱病を完治した自己の記録

重い鬱病の友人から「環境を変えること」と言われ、まずは転職を決意した。

悩みましたが、これがパニック障害を治す最短と考えました。

 

とにかく今いる職場を辞めることを考えた。

まあ、多少の引きとめなどはありました。

人並みに。

 

この時ですかね、初めて会社にパニック障害のことを話しました。

上司の最後の言葉は、辞めるにあたり「絶対に後悔はしないか?」でした。

「後悔しないなら好きにしたらいい」とも。

そして、それなりに円満にその当時の会社を退職した訳です。

 

この時点で次の会社は決まっておらず、とりあえず取引先だった会社へアルバイトへ行くことにしました。

幸いにも日給制、現金日払いで生活に困ることはありませんでした。

その職場にはベランダがあり、ちょっと時間が空くとそこへ行っていました。

 

ぼんやりと、「ここから見る風景は昔から変わらないな」などと毎日考えていました。

自分はパニック障害になり不安で仕方がなく、変わってしまいましたが。

 

不思議と、この頃からパニック発作は来なくなりました。

薬はまったく飲んでいないのに。

自分がパニック障害になる前からの友達、結構重い鬱病の人が居ました。

遺伝性と言ってましたが、とにかく薬の量も凄かったです。

 

仕事はしてなくて、幸いにも実家が裕福ということで仕送りで一人暮らしをしていました。

仕送りの金額は聞いたことありましたが、まあ、普通のサラリーマンの給料の数倍でしょうか。

あるところにはあるんですね、お金って(笑)。

 

会うのは数か月に一度、鬱の症状が良い時だけ。

電車には乗れないということで、必ずタクシーで来ていました。

自分がパニック障害と鬱と診断され、まずはその友達に相談しました。

 

「なっちゃったんだ、以前からストレス溜まってると言ってたもんね」

 

そう、パニック障害になる直前の自分、まるでストレスが目に見えるようでした。

でも、仕事は上手く行ってたし、多少は上司との衝突などありましたが、その上司にしても今にして思えば人間的にも良い人で、自分のことを親身に考えてくれていたと思います。

まあ、通勤のストレスもあったかも知れません。

通勤時間、二時間近くでしたから。

 

で、前述の友人からのアドバイスなのですが。

 

「まずは環境変えることだね、精神的な病気って環境が大事だから」

「でも、あなたには自分みたいになって貰いたくない」

「薬を飲み続けるなら一生モノと考えた方が良い、薬で治すつもりなら死ぬまで飲み続けるしかないから」

「転職とかも、可能であれば一番の環境の変化かも」

 

この友人からの言葉は説得力ありました。

 

「自分みたいになって貰いたくない」

 

そう言われると、確かに自分はその友人のようにはなりたくなかった。

自分が仕事が出来なくなってしまったらどうなるんだろう。

まずは収入が無くなる。

そして住むところもなくなる、生活が出来なくなる。

 

そして、自分は転職を考えるようになりました。

結果的には転職した訳ですが。

 

心療内科へ行き、薬を処方されるも一か月も経たないうち飲むことをやめてしまった訳ですが。

 

症状は別に変りませんでした。

パニック発作の頻度も。

 

「飲んでも飲まなくても何も変わらないじゃん」

 

というのが正直な気持ち。

薬をやめた時の副作用的症状は多少あったものの、それでも飲まなくても、ホント何も変わりませんでした。

 

「だったら飲まないに越したことはないし、飲んでも意味ないじゃん」

 

そんな感じでした。

もう心療内科へ通わなくていい、行かなくていい、それも変な解放感でした。

 

結果的に、何も変わらないなら、出来れば病院など行きたくはないですよね。

こうして、僕は薬と病院から解放された訳です。

三回ほど心療内科へ通ってみて、行くたびに症状を聞かれ、薬の効きを聞かれ、症状が改善されなければ薬の処方を増やす、何だか「そんなものなのかな?」と感じるようになりました。

医者としては、それしかできないのでしょうけど。

 

結果的には薬の量は増え、薬を飲めば何らかの副作用は有る訳だし、病は治らないままその副作用、そして薬に頼るようになるんだなとも考えました。

指定された日に薬を貰いに行き、同じようなことを聞かれ、薬を貰って帰り言われた通りに飲む、しかし特段症状は改善されない。

何だか同じことの繰り返しなんですよね。

 

そんな訳で、「薬は飲まない」という決意をしました。

大した根拠は無いです。

単に面倒だっただけ、別に「鬱とパニック障害で死にはしないだろう」と思っただけ。

この時点で、症状の原因はパニック障害だろうと判明していた訳ですから。

ということで、そう思いついた日から薬はやめました。

 

自分の場合、薬を飲んだのは数週間でしたが、いきなりやめたら変な症状は出ました。

頭がクラクラしたり、足元がフラフラしたり、何だか変な感じ。

職場では変なところでつまづいたりするので、「どうしたの?」と不思議がられたり。

その症状の期間は短かったですが、薬をやめた時の副作用みたいなものもあるようです。

 

とりあえず、薬は簡単にやめることが出来、それ以来心療内科へ行くこともやめてしまいました。

パニック障害と鬱と診断され、その後心療内科へは通っていた。

職場と自宅の間にある、医師が奥さんと二人でやっているような、駅からちょっと歩く小さな病院だった。

 

初めて行ったときに薬を処方され、二度目は「その後はどうですか?処方した薬の効きは?」という問診だった。

鬱的な気分はちょっと改善されたと答えた。

しかし、パニック発作の頻度は変わらないというか、むしろ増えたとも。

頓服については、飲むタイミングを逃して飲んでいないと正直に答えた。

 

「では、抗うつ剤を増やしてみましょうか」

 

錠数にして、前回より1.5倍を処方された。

確か、二錠だったものを三錠という感じだった。

 

「頓服は、症状が出た時に必ず飲むようにしてください」

 

頓服については、飲んでいなかったのでその分差し引いた数を処方されたと思う。

この時点でも、自分はまだ頓服を飲む決意はありませんでした。

 

そして三度目の通院。

この日は、仕事の都合で予約の時間に遅れることを電話で伝えた。

「来られるようだったら、閉院時間までなら遅くなっても良いので来てください」ということだった。

とりあえず閉院時間までギリギリ間に合った。

 

薄暗い受付。

自分の前にも薬を貰いに来ている人が居た。

受付には医師の奥さんらしき人しか居なかった。

 

自分の順番が回ってきて、予約時間に遅れたこと、薬だけでもということで来たことを伝えた。

そして、パニック発作の頻度は変わらないことをなど簡単に症状を伝えた。

 

「医師から話は聞いていますので、とりあえず薬の量を増やしてみましょうか」

「あと、お忙しいようなので薬はまとめて処方します」

「次回は薬が無くなるまでにまた来てください」

 

この時、パニック障害や鬱というものは、薬を飲むだけの治療なんだと感じた。

というより、薬を飲むことしか治療方法、というよりも「緩和」する方法は無いのだろうと。

勿論、通っていた病院が信用できないとか不信を感じた訳ではありません。

むしろ良心的な病院です。

遅い時間に行っても、薬だけは処方してくれるのですから。

 

そんなことを考えながら、多めに貰った薬を持って家路についた。

まあ、生きながらえた気分はありました。

この時は、自分も「薬に頼るしかない」「薬だけが頼りだ」と考えていましたから。

 

ただ、「薬」というものについて、「飲み続け、果たしてパニック障害が完治するものなのか?」という疑問だけは残っていました。

単に症状を「緩和」するだけ、ということには気づいていましたが。

 

例えば風邪薬のように、飲んでいればいずれ完治する、そういうものではないなと。