はい、好きなガンダムを語ろうコーナーです。

2位は最近映画で完結した、ガンダム00です。


平成ガンダムは伊達じゃない!って感じです。従来のガンダムとの大きな違いは「西暦」と「主人公がテロリスト」です。


「西暦」とは、その通りなのですが、時代が西暦なんです。ガンダムっていうと、U.C.(宇宙世紀)だったり、A.C.(アフターコロニー)だったり、A.W.(アフターウォー)などといった、仮想の世界が舞台だったんですけど、00はなんと現実の西暦を使ったのです。


時代背景も結構現実を踏まえていそうな感じ。放映スタート直後は、アメリカを中心とした「ユニオン」、ヨーロッパのEUが進化(?)した「AEU」、中国を中心とした「人類革新連盟」という3つの超大国と、それ以外の独立している弱小国がパラパラとある、って感じ。現実っぽさが微妙に滲む設定です。


「主人公がテロリスト」っていうと、ガンダムWなんかもテロリストです。でもWの場合はコロニーが地球に対抗する、っていう構図でしたよね。00はもっとスケールがでかいっていうか・・・ストーリーの導入部分からちょっとだけ・・・


西暦2307年、地球上から石油とかがなくなっちゃったので、宇宙太陽光発電システムや軌道エレベーターを実用化します。これは、地上から成層圏の外まで鉄塔が伸びていて、その先には最近流行っている太陽光発電をするパネルみたいのが無数についていて、これで発電して地上に送電し、エネルギー源としたのです。


つまり、今問題になりつつある、原発とか石油とかの問題を完全に解消したっていう事。

スゲー!ニンゲンサマスゲー!


ただ、建設にはとってもお金がかかったので、先出の超大国に加盟していない弱小国は、金無いしエネルギーも無いしで、貧困を極めてしまう。貧富の差は当然の様に紛争や内紛を引き起こし、超大国は超大国同士で、利権だの軍事技術面での牽制のし合いなどで、激冷戦状態。


ちなみに日本は独立側(作中では中立って言ってた希ガス)で、比較的裕福そうな感じ。


そんな殺伐としている世界に、やつらがやってきます。そう、ガンダムです!


ガンダムを駆る主人公達は、自らをソレスタルビーイング(Celestial Being、直訳は天上の存在、神ってことかな?)と名乗り、全ての戦争、紛争などの武力行為に対して武力で介入することを宣言します!!


以下、第一話で全世界中のあらゆる媒体の電波をジャックして(!!)行われた演説です。

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地球で生まれ育った、全ての人類に報告させて頂きます。
私達は、ソレスタルビーイング。機動兵器ガンダムを所有する、私設武装組織です。
私達、ソレスタルビーイングの活動目的は、この世界から戦争行為を根絶することにあります。私達は自らの利益のために行動はしません。戦争根絶という大きな目的のために、私達は立ち上がったのです。
只今を以って、全ての人類に向けて宣言します。領土・宗教・エネルギー、どのような理由があろうとも、私達は全ての戦争行為に対して、武力による介入を開始します。
戦争を幇助する国、組織、企業なども、我々の武力介入の対象となります。
私達はソレスタルビーイング。この世から戦争を根絶させるために創設された武装組織です。
繰り返します。地球で生まれ育った、全ての・・・(以下同文)

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要は、「オメーら内紛とか紛争とか絶えねえなぁ。俺ら決めたぜ!内紛だろうが戦争だろうが、国だろうが企業だろうが個人だろうが、戦闘行為をする&戦闘行為を幇助するやつら、全てを俺達が力でぶっ潰す!ヤーハー!」てな感じ。


ね、ただのイカれたテロリストでしょ!


ですが、ソレスタルビーイングは「ガンダム」を所有していますから、物量差は圧倒的に不利でも、負けないんですね。つおいんです!


次第に超大国たちは仕方無しに協力しあい、紆余曲折を得ながら国連軍を組織。世界が一つになるのです。そして主人公達ソレスタルビーイングはフルボッコにされます。そんな中でも、暗躍していた悪いヤツをしっかり倒します。でも、壊滅的被害を受けてしまうのです。


ここまでがファーストシーズン。


セカンドシーズンでは、国連軍が地球連邦に昇華します。地球連邦は独立治安維持部隊「アロウズ」を組織し、その名のとおり治安維持に当たらせますが、アロウズは、その与えられた特権を勘違いしてティターンズ化していまい、弾圧や虐殺などやりたい放題。


それまで散り散りになりながらも世界を静観していたソレスタルビーイングがついに立ち上がります。アロウズを暴走させた主因が、ファーストシーズンでもちょいちょい悪さをしていた奴らだと判明し、自分たちが変えてしまった世界を、未来を守る為に再び戦場に赴くのです!


とまあ、こんな感じのお話なのですが、平成ガンダムの特徴でもある【尻つぼみ】を激しく感じる作品ではあります。こんな駆け足&最後が雑になるなら、ユニコーンみたくOVAにすればいいのに。

でも、私の主観ですけど、歴代ガンダムに一切ひけを取らない、どのガンダムよりも優れた部分があります。


それは、殺し方♪(←をいっ!!)


いやね、ガンダムって基本路線はSF戦争ものですから、敵味方問わず結構死ぬのよ、人が。

その演出がもう、えげつなさ過ぎる。特にファーストシーズンのラスト3話は今見ても号泣ですよ。


例えば、主人公のガンダムたちは4人なんですけど、ファーストシーズンの終盤でリーダー格だったロックオン・ストラトスが逝くんです。


元々ロックオンは両親と妹をKPSAというテロ組織の自爆テロによって失っているんです。だからとってもテロを恨んでいて、でも自分たちがやってるのも同じテロ行為だからか、矛盾の中で戦っています。作中のセリフから、全てが済んだら裁きを受けるつもりみたいな、潔い男っす。


で、国連軍と戦う中、元KPSAの指導者・アリー・アル・サーシェス(声・野原ひろし。なので闇ひろしと呼ばれる・・・)と一騎打ちします。その前の戦いで効き目を負傷していたロックオンは死角に周りこまれてやられてしまいます。


機体をハロに託し、自分はその辺に漂っていたガンダムのライフルを手動で起動し、闇ひろしを狙撃。相打ちの様な感じで宇宙空間に吹き飛ばされます。ある意味幻想的な宇宙を漂い、地球を見ながら最後のセリフをつぶやき、誘爆したライフルの爆発に巻き込まれて爆死します。


ハロはロックオンの言いつけ通り、母艦に大破したガンダムの機体を届けます。レーダーの状態から、何とか戦闘に勝利したと安堵するクルーやガンダムのパイロット達。で、ほっとしている皆の元に、ひらきっぱなしのロックオンのガンダムの通信回線から、ハロの無機質な声が聞こえます。「ロックオン・・・ロックオン・・・」


最初はどうしたの?って感じでしたが、皆すぐに察します。ロックオンの死。そして、機体を敵に渡しちゃいけないからと、機体だけを母艦に届けさせたことを。


そして、地球から宇宙へ戻ってきた主人公の刹那は、ロックオンを救おうと急ぎますが、間に合わず目の前で爆死を見届けます。そして刻の涙が流れたのです・・・


いや、言葉だけだと伝わんないね。是非見て欲しい。探してみたから見て見て!

http://www.wat.tv/video/gundam-00-23-arreter-monde-129wn_2hhrl_.html


敵にも味方にも、結構な演出があり、死ぬ、という事の重さがひしひしと伝わってきます。

これが戦争なの。これが死なの。決して格好いいヒーローじゃないんだよって事。