前回のブログの続きです。

 

 Aさんの娘さんの1月受験は、併願校と安全校を1校ずつ受験する予定

 でしたが、Aさんの奥さんは併願校を気に入っていないことや、模試に

 よる併願校の合格率が50%~70%であったことから、併願校のみを

 受験することになりました。

 その結果は不合格という結果に。

 

 Aさんの奥さんはその結果に非常に驚き、不本意に至った原因が塾や

 家庭教師(10月末に契約終了)にあると激高し、その怒りは娘さんにも

 向けられそうです。

 娘さんの人格を否定するような発言が出てAさんは黙っておられず大喧嘩に。

 不合格という結果を突きつけられた上に、ご両親から否定された娘さんが

 不憫でなりません。

 

 その一件以降も、奥さんの不満や怒りはおさまらず、時より怒り出す

 ことが続いたため、ご家庭の雰囲気は耐え難いほど重く、息苦しい状態が

 続いたそうです。

 

 娘さんの中学受験に非常に危機感を感じたAさんは塾と相談し、志望校や

 併願校はかえずに、安全校を1月受験の安全校より偏差値5低い学校に

 変更したそうです。

 そのことを奥さんにも伝えると容易に予想されるネガティブなコメント

 だったそうです。

 

 2月1日の東京の受験がスタートし、Aさんは2月5日まで会社に有給申請を

 行い、娘さんのサポートについたそうです。

 娘さんを大事に思うAさんの対応に頭が下がります。

 

 2月5日時点で合格を頂けたのは今回見直した安全校のみだったそうです。

 奥さんはその安全校に娘さんが通うことは全く納得をいっておらず

 公立中学校に通うように主張し、またもや大喧嘩に発展。

 

 そんな最中2月6日に奥さんも納得している併願校から繰り上げ合格の連絡が。

 家庭の張り詰めた空気が一気に緩み、徐々に落ち着きを取り戻したそうです。

 

 Aさんの助言は「1月受験は確実に1校は受かっとけ!」でした。

 なお、この時に奥さんが娘さんへ取った対応について現在でも許していないと

 おしゃっていました。

 

 中学受験はお子さんだけ試験ではなく、親の度量の広さを試験する場なのかも

 しれませんね。