前回のブログの続きです。

 

 家庭教師H先生に指導を受けたこともあって秋口にはAさんの娘さんの

 成績が少しアップして安定したそうです。

 それまでは娘さんの苦手パートがあると偏差値が急降下することが度々

 あったそうですが、バラツキがあっても急降下は無くなり、少し安心できる

 ようになったそうです。(よかった!)

 Aさんの本音としては、家庭教師をつけたので成績アップを期待したそう

 ですが、偏差値が数ポイントアップしたところで高止まりしたそうです。

 

 Aさんは、偏差値の安定化で一定の納得感を得ていましたがAさんの

 奥さんは「家庭教師をつけているのにどうして成績がもっと向上しない

 のか」と不満をあらわにしていたそうです。

 それが結果的に10月末の家庭教師の終了につながったそうです。

 

 以前よりAさんを悩ませていたことがあったそうです。

 娘さんが解けない問題があると奥さんは小言を長時間言っていたそうです。

 見かねたAさんは奥さんに「問題解決にならない、学習時間を奪う小言を

 止めてほしい」と依頼しますが、ヒステリック気味な反応を起こし、

 更に娘さんの学習時間を減らす結果になることもあり悩んでいたそうです。

 

 そうして、いよいよ1月に入り千葉埼玉の中学受験開始です。

 本命の都内の中学校の受験前にぜひ1校合格を取っておきたいところです。

 塾と相談の上、安全校と併願校を1校ずつ受験することを計画しており

 ましたが、奥さんとしては気に入っていない「安全校」の受験に納得して

 いなかったそうです。

 

 数回の模試の判定では、併願校の合格率50%~70%だったこともあり、

 奥さんは「合格しても行かない安全校を受験することはお金の無駄」と

 主張し結果的に1月は併願校1校だけ受験することにしたでそうです。

 

 「この判断が不幸の始まりだった・・・」とAさんはおしゃっていました。

 

 1月の併願校が残念ながら不合格と分かったとき、奥さんは激高したそうです。

 (つづく)