三泊四日の旅も、今日一日残すだけになった。
夕べの彼との逢瀬が、まだ体に心に熱く残っている。
今朝は小雨が、富士の麓を濡らしていた。
彼は、どうしても外せない社用のため、午前中は会えない。
夕べの彼の顔を思い浮かべると‥少し、気恥ずかしいので 今の私には、丁度良かった。
湖畔を迂回し、専務さんが運転する社用車でのドライブです。
すると、どうでしょう。
県境に 差し掛かった頃 雨も すっかり止み、
お天道さまが出迎えてくれた。
左手に大きな大きな富士の山を望み、子どもたちは歓喜をあげた。
「うわぁ~綺麗」
「でっかいなぁ~」
専務さんは、隣に座った兄貴に訊ねています。
「航一くん、色々 見た中で どこが良かったかね」
「うぅ~ん、富士山は感動したけど‥氷穴も凄かったし、青木ヶ原の樹海も凄かったです」
「えっ、行ったんだぁ?」
「はい」
そして、専務さんが私に向かって
「西湖まで行かれたのですね?」
「はい!二日目の夕方に社長の生まれた処を‥と、仰って」
「そうだったんですね。素敵な処でしたでしょ!」
「はい!」
「航一君、遊園地は楽しくなかったのかな~?」
「いいえ、一番楽しかったです」
「じゃあ、もう一つ遊園地に行くぞ!!」
専務さんは、かなりハイテーションです。
ガリバー王国に到着です。