「英、私ねぇ~こんなに男の人を好きになったこと初めてなの」
「そうなんだぁ~姉さんも寂しい結婚生活を送ったもんだね。でも、その彼とはどうするつもりなのよ!不倫だよ。解っているの?」
「解ってる‥解ってても、好きになっちゃったんだもん」
「いいわ、あたしに出来ることは何でもしてあげるからさ~愛人契約でもしてきなさいよ」
「愛人契約?」
「それは、冗談!!冗談!!はっきり言うと‥相手は老いらくの恋でしょ!?
姉さんは、その愛人になっちゃうのよ」
「そうだね。いくら二人が愛し合ってても‥世間では、そうよね」
「解ってんなら、何も言わないけど‥姉さんには三人の子が居ることだけは忘れないでね」
英に言われなくても、解っているよ。
解っているけど‥
「一度、子ども抜きでいってらっしゃいよ。ちゃんと話しておいで」
英は、優しく そう言ってくれた。
南のネオン街は、今の私には、なんだか眩しすぎる。
隣にいる英が、今日は妙に歳上に感じた。