新月を待って・・・恋愛小説紛い -15ページ目

新月を待って・・・恋愛小説紛い

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「ゆき、9月には、なんとか時間を作るつもりでいるんだよ」


「私ね、あなたが懸念していた意味が、今、分かったの~」



「何が?」



「あれから、あなたの事ばかり考えてて‥逢いたくて逢いたくて苦しいの‥」



バカな私!!


これ以上 彼にどうしろと言うのだ。
彼を困らせて何を考えているのだ。
何を求めていたのだ。

不安という重圧感を彼に逢うことで取り去りたかったのかもしれない。



それに、彼は言った筈だ!!

“僕たちが、一線を越えるということを‥ゆき、覚悟は出来てるね”って。



「ゆき、俺だって同じだよ!!仕事をしている時も、家にいる時も、ゆきのことばかり考えていてさ。この前、家内にゆきって呼んでしまったよ」


「えっ、本当?どうしたの?」


「怪訝な顔して裏口から出て行っちゃったよ~」


彼も彼なりに苦しんでいるのかもしれない。

私たちの愛慕の念は、お互いの生活を より豊かな気持ちにするために我慢の念へと切り換えねばならないのだ。


そう思うと、お互いの良識ある理解が必要だと‥そう思った。


私たちは、御殿場から想い出の河口湖へと向かった。