依存症回復支援施設のワンネスより、


「もしご主人が施設に入所になった場合、

半年…、

場合によっては1年間は、

ご主人宛に手紙を書かないようにお願いします。




「わかりました。

私は書かなくて大丈夫ですが、

子供たちは書いても大丈夫でしょうか?」




「いえ、特にお子様がダメなんです。


子供がいる入所者は、

子供がいない入所者よりも、


子供に会えない辛さで、

ホームシックがものすごいんですよ。


そんな中、もしお子様が手紙で、

『パパ、学校でいじめられた』

なんて書こうものなら、


『子供が大変だ、今すぐ帰る!』

と大騒ぎして、飛び出していくんです。」




「確かに、うちの夫はそんな感じですね。

うちの夫にとって、子供が何よりも大事なんで。」



そう、

子供が何よりも大事…。


だよね?夫よ。



しかし子供が何より大事なら、


じゃあ何で、

こうなった?


…と言いたくなるが、


これが”依存症”という病なんだろうな。



この話を母にしたら、母も、

「確かに、子供がいじめられた、なんて言ったら、ルークなら沖縄から泳いででも帰ってきそうだよね…。


そうか…、

子供がいる入所者は、子供に会えない辛さでホームシックがものすごいんだ…。


やっぱり彼らは、

子を持つ”親”なんだね…。」


 

夫は薬物依存症になり、どんなに最低な父親になってしまっても、


やっぱり本来の夫は、

まだそこにいる、

そう思いました。




それからワンネスの方に言われたこと。


「施設に入所して、

最初の1ヶ月は、

ものすごく辛い時期になります。


子供に会えない辛さに加え、


経験したことのない

とても重い離脱症状に、

もだえ苦しむので…。」



経験したことのない、

とても重い離脱症状…


夫がそれを経験するのか…





薬物依存症本人が、

薬を断って、早くて数時間後には襲ってくる離脱症状は、


我慢すればいいという問題ではなく、


時には、

離脱症状のショックで亡くなる場合や、


また時には、

離脱症状の辛さから逃れる為に、衝動的に自死をする場合もあると言われました。




ワンネスは、


「離脱症状の辛さは、

私たちも、みな経験者です。


だから私たちがご主人のそばにいます。」


とてもありがたいお言葉でした。




そして私がどんなに夫を大切に思っていても、


やはり私には理解できない病の世界なんだな…。


私が何とかしなければ

なんて到底無理だったんだな…。

 

依存症回復支援施設に入所🟰

ひと安心

ではないんだな…。




この期に及んで、私の感覚がおかしいのはわかっていますが、

優しかった夫を思い、

離脱症状に苦しむのを想像し、

本当にかわいそうだ…、とも感じました。





そういえば、アメリカの薬物依存症のドキュメンタリー番組で観たことがあります。


どんなに、専門家、親、配偶者、きょうだいが、


「お願い、依存症回復支援施設に入所して、

依存症を克服して。」


と懇願しても、


それを頑なに拒む、薬物依存症本人。





しかし…

子供が現れた瞬間、


薬物依存症本人は、

みんな顔が変わり、


我が子を見て、

泣き崩れるんです。




そして、 


説得の最後の切り札は、



「お願い、依存症回復支援施設に入って、

依存症を克服して。

あなたの

子供の為に




「あなたの子供の為に。」


その言葉で、


回復支援施設への入所をさんざん拒否していた薬物依存症本人は、


「あなたの子供の為に。」

という言葉を聞いて、


うなづくんです。






以前、観たドキュメンタリー番組で、


薬物依存症の母を持つ、子供から母へのビデオレターは、



「お母さん、

私が最初に伝えたいことは、


私はあなたをゆるします。


すべてをゆるします。



私は小さかった頃、

薬物依存症のお母さんを理解できず、


私はどう対処すればいいかわらず、


あなたに怒り、あなたを責めた。



でも私は大人になるにつれ、


『人をゆるすこと』を学んだ。




私はあなたを憎んでいません。



お母さん、

どうか依存症回復支援施設に入所して、

依存症を克服して、


本来の姿のあなたに戻ってください。


私は、本来のあなたに会いたいです。」



↓ 依存症回復支援施設への入所ドキュメンタリー番組。