第1回めのペアレント・トレーニングは、
「独裁者」でした。
映像を見せられ、
親が子に向かって、
「まだゲームやってたの!
目が見えなくなってもいいの!?
宿題やりなさい!
聞いてるの?
10秒以内にゲームをやめないと、
取り上げるよ!
10、9、8…」
親の本心は、
「ゲームをやりすぎると視力が悪くなるので心配だよ。
宿題をしないと、今や将来にあなた自身が困るので心配だよ。」
と、子供の心配をしているんです。
しかしその心配が、
何故かイライラと怒りに変換されています。
しかし、子供には当然、この言い方では
「親が私を心配してくれている」とは伝わらず、
親を
独裁者
と感じ、
親=敵となるそうです。
そして子供は、
親に怒られている時、
どう行動するか?
逆ギレです。
しかし一見、
逆ギレをしている子供…
子供は親に怒られると、
逆ギレをしていますが、
内心は子供たちは、
とても
寂しい思い
をしているそうです。
私が子供の頃は、スパルタ教育という言葉もあり、
厳しく叱る親も多かったです。
私の父は、温厚で、私に一度も怒ったことはありませんでした。
しかし母は、当時周りのお母さんにもよくいた教育ママタイプで厳しかったです。
だから私は思春期に母に対してよく反抗しました。
何故なら、テストの点数でよく叱られたので…。
私は悪いことをしていないのに、
怒られたので、反抗しました。
でも思い出すと…
あの時の私の感情、
怒っていたのではなく、
私は母に叱られて、
寂しかったのです。
私は両親には感謝をしています。
母は私を心配し、私の人生を何とか良くしてあげたくて、叱ってくれました。
しかし私はペアレント・トレーニングで、
子供に対する心配を、
イライラや怒りに変換しないようにしよう、
と努力しようと思いました。
しかし…
子供たちが思春期の今
↑これ、ほんっっっと難しい
私は勉強のことでは、子供たちに叱らないようにしています。
例え「このテスト、50点満点でしたか?」と、
聞きたくなるような点数でも、
子供たちは、
多分、
それなりに、
一生懸命、
テストを解いてきたからです。
多分ね…
だいたい出来杉君なんて、
クラスに1人か2人ですよね。
それにおそらく出来杉君のご両親が天才なんでしょう。
だから我が家には該当しません。
しかし私は、例えお勉強が苦手でも、
のび太君やカツオは
相当、頭が良いと思っています。
のび太やカツオの
頭の回転、
感受性、
思いやりは素晴らしいです。
立派な社会人になるでしょう。
学校のテストの成績より、
元気に働く社会人になることが重要ですよね。
↑これが逆だった方が深刻です。
しかし子供たちには、
例えばお勉強が苦手で、それで辛い思いだけはさせないようにしたいです。
勉強は、理解できればなかなか楽しいものです。
勉強の楽しさはわかってほしいですし、
何か好きなお勉強を見つけて、
それに繋がるお仕事をして、
なるべく楽しく暮らしてほしい、とは伝えています。
しかし…
私の信念で、
まだ子供たちにスマホは持たせていませんが、
ニンテンドースイッチ
ペアレント・コントロールしても、
子供こそ抜け道を知っていて、親が追いつかない…
会社でも、同僚といつも
「ペアレント・コントロール、どうやら子供の方がうわてで、いつの間にか解除されてるよね!?」
と話題になります。
今…
私、言ってるなあ…
「まだゲームやってたの!
目が見えなくなってもいいの!?
宿題やりなさい!
聞いてるの?
10秒以内にゲームをやめないと、
取り上げるよ!
10、9、8…」
ごめんね、最愛の子供たち。
ママは怒っているわけでなく、
ただひたすら心配なんだよ。