今のおぼんろの原点 |  高橋倫平 父してます!

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二児の父、そしてたまに役者。
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投稿していきます!

そういや、公演中に

笑えるほど懐かしい写真を貰った。





167人の動員をした。
初演
狼少年二星屑ヲ


2010年だから4年前。


まだ、20代だったぜ、若かったぜ。
にしてもふざけた顔してやがるw
拓馬も今じゃ、誰と映ってる写真を見ても、
歯を見せて気持ち悪くニッコリ笑ってる顔しか映っていない
アイドル末原じゃなくて、
野田秀樹にすら歯をむくロックな拓馬だ。


167人。
数字だけ見ると、
たった?
と思うかもしれない。


企画から本番までたった一か月。

急遽集まった。
役者4人
たった2日間
20人入ればいっぱいのスペース
を探してきた。

そこに30人近い人を突っ込んでしまったものだから、
一番狭いアクティングスペースは30センチ。広くても1メートル
対面舞台に慣れきっていた自分達にとって、この狭さでの演技はあまりにも神経を尖らせた。
休む間もなくの1日3ステージ。

ただの布をぶら下げただけの美術。
段ボールで切り貼りして作った小道具。
古着屋で買ってきた女物をくっつけたつぎはぎな衣装。
照明はハロゲンライト4台。
音響はiPodをアンプにつないだだけ。
スタッフは音照操作をしてくれる手伝いが一人。
誰もする人がいなかったから、受付も、案内も役者がやって、
ドリンクなんかも作ったりして、

今のおぼんろスタイルの始まりは本当に
あの作品からなのです。

あほみたいに、めっちゃ大変だった!


でも、
思い出深い作品です。
4人から5人に改定した再演と合わせても、
1000人に満たない人の目にしか写っていない
「狼少年二星屑ヲ」

またいつか、
再演をしたい、と思う一番の作品です。

どんなに参加者が増え、
キャーキャー言われるようになっても、
余計なことを考えないで
がむしゃらだったあの時が
一番格好良かった。
最初は誰にも見向きもされないで
たった一人で路上で演じ続けたあいつが


「りんぺいさん、芝居がしてぇよ」


ってどっかの有名なバスケ漫画の名台詞っぽい事を
言ったのは忘れない。


おぼんろはもっと前からあったけど


今のおぼんろの原点は
やっぱりここからだと思う。