看護師でリンパ浮腫セラピストの
木村恵子です。
本日は埼玉県浦和で
ジャパニーズオイルセラピーATSU関口智子先生
主催の特別講座『胚培養士さんの現場から』
に出席してまいりました。
世の中でその存在を知っている方は多くないかもしれません。私も恥ずかしながら、臨床検査技師さんの中のこのポジションを知りませんでした。
また、病院勤務でも縁のない科であったため知識が薄かったと思います。
ですから、本日講演をしてくださった培養士の清田圭子さんのお話しは、大変興味深く聞かせて頂きました。
医療に携わる者としては
知識を正しく持っておくことは必須です。
治療には段階が必要な上、その段階中でも繰り返し受けなければならない事が起こったり、受精にたどり着いたとしても1回で上手くいくとは限りません。
痛み、緊張、不安、落胆。
続ける意欲を失い希望を持って臨めなくなる事が起こり、少しの休憩を必要とする時期があるのだそうです。
心身共に休息が必要な時期。
生殖補助医療は自由診療ですから高額です。経済的な負担の他に、社会的に治療の為の時間確保が困難であったりすれば負い目も生じます。治療を受けるかどうかで悩み、大きな決断をした後の気負いは、非常に大きなストレスが心身にかかっていると感じます。
細分化された医療現場では包括的に患者様をサポートする所がなく、清田さんも患者様達が落ち着くためのサポートがあったら、と日々感じられているそうです。
その環境、メニュー作りなどへの期待も込めて清田さんは提案されていました。
職人的な技術が求められる培養士さんですが
現場で常に患者様目線だから言える提案だと感じます。とっても真摯な素敵な方ですね。
治療中
ダメだった時に「ちょっと休みたい」と自宅サロンなどを利用される方が多いと伺いました。セラピストの包容力が問われますが、セラピストだからできる"手を使い皮膚に触れ包みこむ"それだけでも言葉同等の身体への労いと心のキャッチボールができ緊張の糸を緩める事ができると思います。
身体のサイクルは障害か減り、その人が臨む次の準備がし易くなりますよね。
どんな状況、場面でも良いと思います。
休みたい時間は積極的に持ってもらいたいなぁ、と講演を聴いていて感じました。
そして
医療側からもセラピーを進めてもらえるような連携ができれば、大きなサポート力になると。
私が師と仰ぐ同じく看護師で心理士の
村松聖子先生は
「患者様と対面する時、無条件に関心を持ち向き合う姿勢が必要」と言われます。
本日の講演を聴きながら思い出していました。
どんな状況でも行きたいと思ってもらえるサロン。
それを目指しサロン作りを今後の課題としていこうと思いました。
本日の素晴らしいご縁に感謝です。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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