知的に愉しむこだわりのワイン会&チーズ会        千種区 名古屋

知的に愉しむこだわりのワイン会&チーズ会        千種区 名古屋

毎月ワイン会&チーズ会を開催しています。
テーマに沿ってセレクトしたワインやチーズを
詳細な資料をご覧いただきながらお愉しみいただけます。

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山羊のミルクは牛乳より脂肪球が小さいので
消化吸収がよく、
(バターができません)
乳糖が少ないので、お腹がゴロゴロしにくいです。

皮膚病や牛乳アレルギーの人でも
アレルギーを起こしにくいという報告もあります。

フランスでは
シェーヴルに始まりシェーヴルに終わる
といわれるくらい、
赤ちゃんには離乳食として(母乳の成分に近いとか)、
お年寄りには効率的な栄養補給源としても利用されています。
(牛乳製チーズよりもカルシウムが多いんです)


生地が白いです

山羊は牧草などに含まれているカロテンを
体内でビタミンAに分解するので、
ミルクにカロテンがほとんど含まれていません。
だから、生地が真っ白。

牛乳にはカロテンが含まれるので
黄色がかかったクリーム色の生地になります

ちなみにカロテンは
ニンジンの色の元になるオレンジの色素で、
果物や野菜などにも含まれています。
脂溶性ビタミンの一種で、
ビタミンAの基になります。


酸味があります

チーズは一般的に
凝乳酵素(レンネット)でミルクを固めますが、
山羊乳はタンパク質の構造上、凝乳酵素が効きにくいので、
乳酸菌を多く使ってミルクを固めています。

だから、ヨーグルトと同じような酸味があります。


春から夏が旬です

山羊は1月から春までの出産期から
秋に身ごもるまでしかミルクが出ないので、
搾乳できる期間が牛に比べて短くなります。

しかも、搾乳量は1日あたり1頭で最大2.5L、
牛の1/10以下なので、
シェーヴルの生産量はとても少なく、
牛乳製のチーズに比べて希少です。

春から夏は新鮮な若草をたくさん食べるので、
ミルクが最も美味しく、栄養価も高くなります。

春から初夏にかけてシェーヴルがたくさん出回るので
フランス人は店頭でシェーヴルを見ると、
「春だなぁ~」と感じるそうです。

日本だと、フキノトウや筍を見たときの感覚と
同じようなものでしょうか

現在、大きな工場では山羊の出産を調整して
ミルクを1年中出るようにしたり、
ミルクを冷凍保存したりして、
一年中造られています。


小さくてユニーク&バラエティに富んだ形です

搾乳量が少なく、
ミルクの性質上、もろくて壊れやすいので、
小さめのチーズが多いです。

木炭の粉をまぶした黒っぽいものや
ハーブをまぶした緑色のもの、
チーズの真ん中に藁が通っているもの・・・などなど
いろんな形をしたチーズがあります。

これはチーズを見分けるためでもあるけど、
店頭に並べられたときに目立たないと
買ってもらえないからじゃない
・・・と私は思っています


熟成によって変化します

熟成の違いによって
風味だけでなく外観も大きく変わり、
まったく別のチーズのような変化が楽しめるのが
シェーヴルの最も大きな魅力です

熟成の若いものはさわやかな酸味があり、
しっとりとしていて初めての方にも食べやすいです。

熟成が進むにつれて酸味が和らぎ、
栗のようなホクホクした食感になっていきます。

また、ヘーゼルナッツのような風味が出てコクが増し、
身も締まって一回り小さくなります。

サントモール熟成


写真はサントモール ド トゥーレーヌという
フランス北中部ロワール地方で造られているシェーヴルです。

熟成の若いもの、
9週間熟成(sec セックといいます)したものです。

は乾燥熟成によって水分が抜けて、
熟成する前の重さの約2/3になりました。

に比べて、一回り小さくなっていますね


シェーヴルのにおい

山羊のミルク独特の風味(ゴーティ フレーバー)は
脂肪酸(カプリン酸、カプロン酸)によるものです。

この風味も熟成によって少しずつ変化して、
シェーヴル好きにはたまらない香りになるんですよ

また、山羊のミルクは匂いを吸収する性質があって、
山羊の体臭なども吸収してしまうそうです。

搾乳後の処理が適切じゃないと、
とても強い匂いがついてしまいますが、
適切な処理をすれば匂いはほとんどありません


山羊にもいろんな品種があります

山羊にも各地域で独自に開発したり
発達したりした品種があります。

地域によって山羊が食べる植物も違うので、
ミルクの成分などもまったく異なります

この個性豊かなミルクから
各地域の風土に合った独特な製法によって造られるので、
多種多様のシェーヴルがあります。


・・・お~っと、大のシェーヴル好きなので、
   ついつい力説しちゃいました

機会がありましたら、
是非いろんなシェーヴルを食べてみてくださいね
チーズは紀元前数千年前に
中近東で誕生したという説が最も有力です。

こんな話を聞いたことはありませんか

アラビアの商人が羊の胃袋を干して作った水筒に
山羊のミルクを入れ、
ラクダの背中に積んで砂漠を旅していました。
ミルクを飲もうと水筒を見たら、
なんとミルクが白く固まっていたのです
この塊を食べてみると
これまで食べたことのない美味しいものでした

・・・これがチーズ発見の定説とされるアラビア民話です。

つまり、牛乳製チーズより
シェーヴルの方が歴史が古い
んです


ヨーロッパへチーズが伝えられたのは、紀元前1000年ごろ。
エトルリア人が海路によって
イタリア北部ロンバルディア地方に伝えたという説が
最も有力だといわれます。

イタリアにはアルプス山脈やアペニン山脈など
山岳地帯が多く、平野が少ないので、
古代イタリアでは主に山羊や羊のミルクから
チーズが造られていました。


イタリアの次に歴史が古いのはフランス
ローマ軍がアルプスを越え、ガリアといわれる
現在のスイス、ベルギー、フランスの大部分を征服したとき、
ローマ文化の1つである
チーズ造りの技術を伝授したと考えられています。

フランス最古のチーズは
ロックフォールとカンタルといわれ、
どちらも牛乳製で、
2000年前から造られているそうです

このあたりには山羊も住んでいるので、
シェーヴルも造られていたと思います。
・・・記録は見当たりませんが


フランス最大のシェーヴル産地、
ロワール地方にはこんなエピソードがあります。

8世紀にイベリア半島を席巻したアラブ系のサラセン軍が
ピレネー山脈を越えてフランス南西部を占領し、
さらに北を狙っていました。

732年にトゥール ポワティエ間の戦いで
カール マルテルが率いるフランス軍に大敗。

サラセン軍が食料として連れてきた山羊と
山羊を世話し、チーズなどを造る農民が置き去りにされ、
山羊の飼育法とチーズの製法が伝えられたのです。


ロワールより北でシェーヴルがほとんど造られていないのは
サラセン軍が北上を阻まれたからで、
・・・これだけが理由じゃないと思いますが
ロワールに山羊がたくさんいるのは
サラセン軍が最前線に山羊を置いていったからなのです。
・・・いったい、どれだけ連れてきてたんでしょうね


その後、ヨーロッパ各国に広がり、
自国の風土と独自の製法を駆使して
庶民たちによって独自の味わいが生み出されました。


山羊は牛や羊を飼育できない険しい場所や
痩せた土地でも飼うことができるので、
「貧乏人の牛」とまで呼ばれていました。

貧しさの象徴であるシェーヴルが市場に出ることは少なく、
長い間、家庭用として消費されてきたようです。

近代化によって伝統を引き継ぐ農家がなくなり、
衰退してしまったシェーヴルもあったようです

その一方で、
伝統的なシェーヴルを復活させた生産者もいます


シェーヴル好きとしては、
各地方の魅力あるシェーヴルを
これからもずっと造り続けてほしいなと願っています
フランスでは
ワインの最良の友はチーズをおいて他にない
と言われるくらい、
マリアージュ(結婚:ワインとお料理の調和を意味)の
代表的な組み合わせなんです

チーズとワインのマリアージュを考えるとき、
最もハズレない、王道ルールは
チーズと同じ産地のワインを合わせること
です。

私がチーズ会でご用意するワインは
いつもこの原則で考えています。

ですが、
ワインの銘醸地とチーズの名産地は
必ずしも同じではありません
それは、チーズの名産地はぶどう栽培には
厳しい気候であることが多いからです

ちょっと残念に思われるかもしれませんが、
私はこの絶好の機会にちょっとマイナーな産地のワインを
あえて選んでいます

マイナーな産地や聞いたことのないぶどう品種のワインって、
興味はあるけど、ハズしたらイヤだなぁとか考えちゃって、
なかなか買いませんよね
でも、チーズに合うなら飲んでみようと思いませんか
そして、初めて飲むぶどう品種には
きっと新しい発見があると思いませんか


シェーヴルは牛乳製よりも酸味があり、
口溶けが繊細なことを考えて、
合わせるワインを選びました。

スパークリングワイン
熟成期間の短い(若い)シェーヴルと合わせるなら
白ぶどうだけで造られたものが私は合うと思います。

黒ぶどうが入ると
タンニンが邪魔をする感じがしちゃうんですよね。

白ワインはぶどうの甘さを感じる、
ステンレスタンクで熟成したものを選びました。
酸味をぶどうの甘みで和らげる作戦です

でも、熟成したシェーヴルもあったので、
樽で熟成した白ワインを入れてもよかったなぁ・・・と反省

赤ワインは熟成してタンニンが繊細になったもの、
若くてもタンニンがあまり強くないものを選びました。

今回のシェーヴルは
 ソフトタイプ
 セミハードタイプ
 青かびタイプ
の3タイプを揃えました。

ソフトタイプは熟成期間が短く、酸味も強めなので、
ぶどうの甘さを感じる白ワインB,C,D,E,
また、口溶けが繊細なので、
スパークリングワインAも合いました。

セミハードタイプは熟成期間がやや長く、
酸味もややおだやかになるので、
タンニンが繊細な赤ワインF,Hが合いました。

青かびタイプは脂肪分がやや高いので、
渋みのある赤ワインが合います。
まだ若いけど、タンニンがなめらかなGや、
熟成していてもぶどうの甘みが残るHが合いました。

そして、もちろん、同じ産地のワインは
白・赤ともさすがの相性でした

AからHは以下の8本です。

スパークリングワイン
A)Champagne Grand Cru Brut Selection NV
  シャンパーニュ グラン クリュ  ブリュット セレクション


 生産地:フランス北東部シャンパーニュ地方
 生産者:フランク ボンヴィル
 品 種:シャルドネ100%


白ワイン
B)The Tapas Wine Collection Verdejo 2012
  ザ タパス コレクション ヴェルデホ


 生産地:スペイン南東部ムルシア州フミーリャ地区
 生産者:カーサ デ ラ オヤ社
 品 種:ヴェルデホ100%

C)農民ドライ 2013

 生産地:栃木県足利市
 生産者:ココ ファーム ワイナリー
 品 種:シャルドネ48%、ミュラー トゥルガウ 17%、
     バッカス15%、ケルナー10%、甲州10%

D)Roussette de Savoie  2011
  ルーセット ド サヴォワ


 生産地:フランス中東部サヴォワ地方
 生産者:フィリップ ラヴィエ
 品 種:ルーセット(アルテス ブラン)100%

E)Roero Arneis 2012
  ロエロ アルネイス


 生産地:イタリア北西部ピエモンテ州ロエロ地区
 生産者:ブルーノ ジャコーザ
 品 種:アルネイス100%


赤ワイン
F)Mondeuse Saint Jean De La Porte 2011
  モンドゥーズ サンジャン ドゥ ラ ポルト

 生産地:フランス北東部サヴォワ地方
 生産者:フィリップ ラヴィエ
 品 種:モンドゥーズ100%

G)Barbera d'Alba Falletto di Serralunga d'Alba 2010
  バルベーラ ダルバ ファレット ディ セッラルンガ ダルバ


 生産地:イタリア北西部ピエモンテ州アルバ地区
 生産者:ブルーノ ジャコーザ
 品 種:バルベーラ100%

H)Roda Ⅰ 2000
  ロダ ウノ


 生産地:スペイン北東部リオハ地方
 生産者:ボデガス ロダ
 品 種:テンプラニーリョ100%

ワイン5/25


1,000円台から7,000円台まで幅広く、
なかなか贅沢なワインを揃えられて大満足でした

ワインの説明はまた近いうちに
5月25日に参加者10名でチーズ会を開催しました

チーズ8種類、ワイン8種類とバケットで
会費6,000円です。

今回のテーマは「世界のシェーヴル」。

シェーヴルとはフランス語で「山羊」のことで、
山羊のミルクから造られたチーズを
「シェーヴル タイプ」といいます。

春から夏は山羊が新鮮な若草をたくさん食べるので、
ミルクが最も美味しく栄養価も高くなります。
つまり、今の時季がシェーヴルの旬なんですよ


今回のチーズは
フランス、イタリア、スペイン、オランダ、日本から
計8種類ご用意しました。

参加された方に感想を聞いてみると・・・

「シャーヴルばっかりで飽きるかと思ったけど、
 最後まで全部美味しく食べられました

「シェーヴルって匂いがきついイメージがあったけど、
 ちっとも気になりませんでした」

「シェーヴルはもっとクセがあると思っていたのに、
 どれも食べやすくて意外でした

「シャーヴルばかりなのに、
 どれも「…酸っぱい!」っていう味わいが皆無で、
 これまで食べたシェーヴルとずいぶん違いました

「飲んだことのないマイナーな地域のワインもあったけど、
 どれも個性豊かで美味しかった」

・・・などなど、とっても好評でした

今回ご用意したチーズは

茶臼岳
  生産地:栃木県那須高原
  生産者:今牧場チーズ工房

Valencay Fermier ヴァランセ 農家製
  生産地:フランス北中部ロワール地方
      サントル地区ヴァランセ村

Robiola di Roccaverano
   ロビオラ ディ ロッカヴェラーノ
  生産地:イタリア北西部ピエモンテ州アスティ県

Gouda(Goat milk) ゴーダ(山羊乳製)
  原産地:オランダ南西部 南ホラント州ゴーダ

Tomette de Chevre Bauges Fermier
   トメット ド シェーヴル ボージュ 農家製
  生産地:フランス北東部サヴォワ地方

Queso de Murcia al Vino
   ケソ デ ムルシア アル ヴィノ
  生産地:スペイン南東部ムルシア州

Majoreroマホレロ
  生産地:スペイン領カナリア諸島フェルテベントゥラ島

Blu di Capra ブル ディ カプラ
  生産地:イタリア北西部ピエモンテ州

時計の文字盤でいう12時の位置にあるのが で、
時計回りに並べています。
の左側、青い点があるのが です

チーズ5/25


参加された方に「どれが一番美味しかった」と聞いたら、

「どれも美味しくて選べない

「どうしても1つ選ばなきゃダメ

と言うので(私も選べなかったし
今日のナンバー1とナンバー2を選んでもらいました。

ナンバー1が2点、ナンバー2を1点として計算したら、
一番美味しかったシェーヴル

ロビオラ ディ ロッカヴェラーノ 10点

2位 茶臼岳 7点
   ゴーダ(山羊乳製) 7点

3位 ケソ デ ムルシア アル ヴィノ 3点

4位 ブル ディ カプラ 2点

5位 マホレロ 1点

・・・という結果になりました

私には「シェーヴルといえばフランス」なイメージですが、
(そもそも、シェーヴルってフランス語ですから
フランスのシェーヴルが1つもランクインしないなんて
(誰も挙手しなかったんです

実際に食べ比べてみると、いろんな発見があるものですね

参加してくれたみなさん、ありがとうございました

チーズ会5/25





5月25日(日)14時から、
世界のシェーヴルをテーマに、チーズ会を開催します

定員10名、チーズ8種類、ワイン8種類とバケットで
会費6,000円です。

シェーヴル(フランス語で山羊のこと)とは
山羊乳から造られたチーズの総称です。


初夏はシェーヴルの旬なんです

それは・・・
山羊が赤ちゃんを産むのは冬で、
出産するとミルクが出るようになります。

ここで山羊の赤ちゃんからミルクを取り上げちゃうと
育たなくなってしまうので
(しかも、かわいそうだし
しばらくは山羊の赤ちゃんに飲ませます。

もう大丈夫かな?と思ったころに
人間がミルクを取り上げて、チーズを造るんです。
(ま、結局、取り上げるんですけどね

それがちょうど3月。

だから、春から初夏にかけて
シェーヴルが市場に出回るようになるのです。

また、お母さん山羊は春から初夏にかけて咲き乱れる
美味しい草やきれいな花をたくさん食べて、
赤ちゃんのために栄養たっぷりのミルクを出します。

つまり、山羊のミルクが最も美味しい時季でもあるので、
そのミルクから造られたシェーヴルも美味しい時季なのです


シェーヴルは山羊乳製チーズの総称なので、
シェーヴルの中にも
ソフトタイプ、セミハードタイプ、青かびタイプなど、
いろんなタイプがあります。

今回は、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、日本の
5か国で造られている
いろんなタイプのシェーヴルを揃え
世界各国のワインと合わせて食べてみます

この機会に、シェーヴルの魅力を体験してみませんか

ご興味がありましたら、お問い合わせください

rinowine@gmail.com

会場は名古屋市営地下鉄東山線「池下駅」から3分、
池下駅まではJR名古屋駅から東山線で12分です

場所の詳細は参加ご希望のご連絡をいただきましたら
お知らせします