【前回のお話は下記リンクからどうぞ】









【前回のあらすじ】


夫に手紙と合鍵の証拠品を見たことを話し

「浮気しているか?」と聞くと、

その2つは、接客したお客さんから渡されたものだと主張してきた。


当然、そんな理由に納得できるわけもなく

夫の写真アプリに家族関連の写真が1枚もないことを指摘すると、それについての返答はないまま、スマホを見たことに怒り「離婚する」と告げられた。



養育費や面会など、離婚に伴う話を少しした後

夫は寝室ではない部屋へ寝に行ってしまった。








夫に「離婚する」と告げられた翌日から

夫は家に帰らなくなった。



これまでは、さまざまな理由や言い訳をしてきたが

今は「今日は帰らない!」というLINEが一方的に送られて来るだけだった。





離婚するとなったものの、話し合いの最後には「当分は家に帰らない」と言っていたので


本当に離婚をする気があるのか、それとも言葉の駆け引きで、私の出方を伺っているのかわからない。








今後どうすべきか。


私は悩んでいた。





夫の性格子供に対する気持ちがほとんどないことは薄々分かってはいたが、先日の話し合いでより明らかになったと思う。




性格最低な夫だとしても、仕事に対してはプライドを持ち、昇進を目指して頑張っていることは分かっている。


それに、今までは私含め子供たちを養ってくれていた。






子供たちの将来を考えると、お金が必要だ。



過去、夫が言っていた言葉で

「家族で一緒にいる時間は大切だけど、その時間はお金をもらえるわけじゃない。生活する上でも、子供たちを育てるためにも金は必要なんだよ。」

というのをよく覚えている。







夫婦としての再構築は、私も無理だと思っていた。


夫から直接「女として見られない」と告げられているのと、社内で女性を作るなんて常軌を逸しているから。




だけど、子供たちの“父親”としてなら接していける。





一人で悶々と考えたが、夫が家出をし、今後どうなるか目処が立たないため

もし離婚となった時、どうしておけば私が有利になって話を進められるのか相談できる人が必要だった。



そこで、普段から年齢問わず様々な相談に乗っている知人に話を聞いてもらおうと思い、電話にて相談した。



夫のこれまでの行動や言動を話した上で、不倫の証拠となるものを見つけたことも、全てひと通り話をした。





知人は私にこう言った。


「探偵を雇って、法的措置をとれる証拠を持った方がいい。」









探偵。


今までドラマや映画などでしか見たことがなく、


「本当に証拠が取れるのか?」

「いくらかかるのか分からないし…」


という不安があったが、



「行動しないといけない。」



そう思い、まずは話を聞こうとネットで探偵について検索をした。






探偵について調べた結果、私が行き着いたのは

予算や目的に合わせて探偵社を紹介してくれる、探偵マッチングサービスだった。


探偵マッチングサービスからの探偵社の紹介は無料で、探偵社に依頼した場合は、その依頼料のみがかかるという仕組み。


簡単に言うと、不動産でいう仲介のようなもの。




探偵マッチングサービスでは

電話にて依頼人の内容を聞き、依頼人の意向に沿う探偵社を紹介してくれます。


その後、探偵社から聴取を受けるための日時と場所を決め、見積もりをいただき、依頼するかしないかを決めるという流れ。




大手探偵社での相場は200〜300万ほどかかると知り(実際に問い合わせし、いくらぐらいかかるか担当に聞きました)、

私は探偵マッチングサービスを利用することにした。