不眠症、不眠症気味の方が増えています。

睡眠時間はしっかりとれていても、眠りが浅く、朝スッキリ起きれない、日中が眠くて仕事や勉強に集中できない、一日中ゴロゴロと過ごしてしまう、

ご本人にとってはとてもツライことだと思います( ;∀;)

 

なぜ、睡眠の質が悪くなってしまうのでしょう。

人間には朝になれば目覚め、夜になると眠くなるという一日の生体リズムが備わっています。その生体リズムに深く関わっているのが自律神経です。自律神経には正反対の動きをする「交感神経」と「副交感神経」の2つの神経があり、そのバランスが乱れると睡眠の問題がでてきます。

 

では、なぜ自律神経のバランスが乱れるのでしょう。

 

1,ストレス

ストレスや緊張が続くと交感神経優位な状態が続き、副交感神経がうまく働かず、リズムがくずれてくる。

 

2,生活習慣の乱れ(夜更かし、夜間勤務など)

 

3,目と頭の疲れ、体のこわばり(スマホ、パソコン、電磁波)、血流の悪化

 

4,必要な栄養素の不足(ビタミン、ミネラル、たんぱく質などの不足)

 

5,ホルモンバランスの乱れ(更年期)=自律神経のバランスの乱れ

 

6,セロトニン不足(脳内で働く神経伝達物質で感情のコントロール、神経の安定に深く関わる)セロトニンの分泌が不足し、朝目覚めた時に自律神経に働きかけなければ交感神経に切り替わらない

 

改善方法

1,ストレスと上手につきあう

ストレスそのものの大きさ(環境要因)、ストレスの受け止め方(本人要因)

バケツ(本人の器)と水(ストレス)と考えると、水があふれてしまった状態が自律神経失調症。

働きすぎ、心配のしすぎ、の人はゆっくり休み、楽観的に考える。大きく深呼吸する。

 

2,毎日規則正しい生活を心がける。

 

3,ヘッドマッサージや足つぼなどで体の緊張を解きほぐす

 

4,必要な栄養素を積極的にとる。特に不調を感じるときはサプリなどで補う。過剰な糖分、カフェイン、アルコール、加工食品などはなるべく控える。

 

6,セロトニンの分泌を促すために

・朝太陽の光を浴びる(日光が網膜を刺激してセロトニンを活性化させる)。

・ヘッドマッサージ、首、耳のほぐしでセロトニン分泌が増える。

・人や動物とのスキンシップでもセロトニン分泌が増える。

・セロトニンの材料となる必須アミノ酸「トリプトファン」を食事からとる。

 (豆腐、納豆、みそ、しょうゆなどの大豆製品、卵、バナナ、ナッツなどに含まれる。)

 

「脳の老廃物」を除去するには深い睡眠が必須だった、という研究結果もでています。将来の認知症予防の為にもしっかりと睡眠をとれていないという方はぜひ試してみてくださいね。

まずは「働きすぎ、心配のしすぎ、」をやめ、楽観的に過ごしましょう!!