そんな自由な研究室に配属されて
まだ練習実験をしていた4月の頭。
教授の元を訪ねて他大学受験を告げた。
先生はとても理解のある方で
やるからには頑張って勉強しなさい
もし受かったら寂しくはなるけどそちらでも頑張りなさい
と言ってくださった。
その研究室は普段のゼミとは別に
7月に全体で正式に行う中間報告があった。
前期の間に進んだ研究の報告を行い、
そのまま夏休みに入る。
大学院入試はお盆明けからなので
7月までは実験と入試勉強を並行、
そこからは勉強に専念する
というのが例年の4年生の過ごし方だった。
わたし自身もその例に漏れず、
7月までは先輩と実験メインで合間に勉強、
中間報告終わりから研究室を休んで勉強に専念した。
同期は優秀な人が多く、
院試を受けるのはもう1人だけだった。
その子はそのまま上にあがる予定で
受験科目は多少違ったが
たまに連絡取りながら一緒に勉強してた。
8月、院試当日。
全くといっていいほど出来なかった。
選択問題は大学が変わると既習範囲も変わるので正直賭けに近かった。
その賭けに負けたと思ってた。
TOEICのスコアも低い私は正直終わったと思ってた。
翌週の自分の通っている大学の院試に向けて勉強しなきゃと思っていた。
合格発表は先に通っている大学だった。
勉強がおざなりになっていた割にはなんとかなり合格。
ああ、これでとりあえず大学院生にはなれるんだ
あのときはすごくほっとしたのを覚えてる。
その数日後。
落ちたと思ってたらまさかの合格。
大学を変わることが決まった。
あのときはすごくウキウキしてた。
今の研究室を離れるのは寂しいけれど
何より家から近くなる。
新しい人と出会える。
そんなテンションだった。
そこからは怒涛の日々だった。
卒論に向けて研究室の雰囲気も大詰め。
わたしは7月までにほとんど結論が出ていた分、
12月以降は卒論を書くことに集中出来て本当に良かった。
これに関しては当時面倒を見てくださった先輩に感謝しかない。
1月には卒論を書き上げ、
2月末の発表日の資料も早々に作り終え、
もう何もやることがなくすっきりした気持ちで年明けを過ごした。
あの頃はもう卒業旅行と卒業式、追いコンのことしか考えてなかった。
バイトしまくって楽しかった。
今考えれば4年の間はずっと躁の時期だった。
テンションは無理しなくても高くて
何をするにも楽しくて。
少し落ち着いていたら大学院入ってからの鬱期はもう少し穏やかだったのかもしれないが、
今となってはもうよくわからない。
とりあえず、そんな楽しい気分で
卒論発表、卒業旅行、卒業式、追いコンと
イベントだらけの2月3月を送った。
そして楽しみ半分、不安半分で大学院に入学した。