わたしの病気自体はかなり軽度な方だと思う。
重度の方からしたら
なんだ、健康じゃん
って言われると思う。
確かに躁状態がものすごい振り切れてるわけじゃないから
そういう意味ではまだマシな方だと思う。
それでも鬱は同じように来るから年に1度とかのペースで何も手につかなくなる。
高校生から学部生までの7年間は1、2年に1度のペースでの鬱期だった。
それが大学院に入ってから
スパンが短くなった。
薬の種類も変わったし量も増えた。
大学院に晴れて入学したわたしは
新たな研究課題と向き合うことになった。
学部4年のときの研究室は企業さんから持ち込まれたサンプルをいじくり倒したり、
もう工業化手前みたいな製品の処理なんかを行う、
所謂応用研究メインの研究室に所属していた。
わたしのテーマも研究室の持つ特許技術の補完実験と大学院ではその続きをやっていく予定だった。
学校が変わり、研究テーマは別の分野の基礎研究になった。
今までとは違った見えない相手との戦い。
実験して予測の通りの測定結果が得られる、または予測通りでなくてもある程度推察ができる
というテーマから一転、
何のために行っている研究で、何がゴールなのかもわからなくなった。
さらに自分より圧倒的に優秀な同期、先輩。
(そう見えただけなのかもしれないが…)
後輩以上に遅れをとっている気がしてだんだん滅入ってきた頃、
わたしは先輩からの嫌がらせを受け始めた。