嫌がらせは初めは大したものではなかった。
不機嫌なときに当たられる
実験とは関係なければ無視される
正直嫌われてるんだろうな
実験の相談しにくいな
それくらいにしか思ってなかったし
この期間は全然まだまだやっていけた。
そうこうしている内に、
夏期長期インターンに向けたES、面接が始まった。
運良く面接まで進めた企業があり、
わたしは面接で県外まで行くことになった。
日帰りが厳しい場所だったこともあり、
宿泊の許可を教授にもらい、
2日間研究室を休むことになった。
先輩には実験の予定もあるため、
非常に伝えにくかったが休むことを伝えた。
この頃がちょうど7月。
実は直属の先輩だけ就活が終わっていなかった。
本当に伝えにくかったが、無断で休むわけにもいかず…。
その後、8月の終わりから2週間のインターンに参加できることが決まった。
インターンが被った関係で、
出る予定だった学会を急遽変更してもらったり、
ポスターの出来上がりが直前になった上にクオリティが低かったり、
先生方には本当にご迷惑をおかけした。
2週間休むことも先輩には伝えなければならない。
お盆休みに入る前に伝えて、
お盆明けからはインターン準備とインターン、その直後の学会と研究室に行けない時期が続いた。
夏休みが実質なかったのもあり、
9月の連休を使って同期と海外旅行に行ったりもして、
充実した夏休みを送っていた。
実質、先輩ときちんと顔を合わせたのは
後期が始まる10月だった。
あの夏休み2ヶ月は少し気楽だった。
先輩には会わなくて済んだし
先生方、同期に手伝ってもらいつつで楽しかった。
10月のゼミの進捗報告。
7月の実験データを報告してなかった分があり、
それで済ませられた。
次は年末。
年末までにやることを先生と決めて、
また頑張ろうと意気込んでいたとき。
先輩が実験の面倒を見てくださらなくなった。
頼む以前に近づくとどこかに行く。
実験室に入るとどこかに行く。
全くといっていいほど話しかける機会が無くなった。
他の先輩に頼めばよかったじゃんと
前の大学の友達にはあとから言われたが、
研究テーマが幅広い研究室だったので、
そういうわけにもいかなかった。
1人でなんとか進めたが、上手くいかない実験。
相談できる人もいない。
その間にどんどんスキルを身につけて追い抜いていく後輩。
挙句の果てにはほとんど関わったことの無い先輩からも悪口を言われてるのが聞こえてしまい、
(その先輩達はみんなの悪口を言っていた)
だんだんと研究室の全員が敵に見えてきた。
もう誰も信じられない。
みんな、わたしのことをバカにしている。
自分は無能だ。
いる場所を間違えている。
だんだんと体調を崩し始めたのを、
主治医の先生以外でたった1人、
仲の良かった先輩が気づいた。
年末、先輩の勧めもあり、
進捗報告ゼミを前に先生に相談して、
わたしは短期間の休学を決めた。