恋の片道切符 | 未完成~りんりんの詩~

未完成~りんりんの詩~

徒然なるままに詩を書く、予定。

行きは君のいる駅まで 自由席を1人分

帰りは君と指定席を 2人分

行きたいトコまで買うつもり

だけど僕はいまだに 大好きな君まで

辿り着くことすら 出来ずにいる


ある時は せっかく手にした切符を

無情にも 風にさらわれ

ある時は 列車に乗り遅れて

有効期限が 切れてしまった


恋の片道切符は

無期限に有効なものではないんだ

分かっているのに 僕は何度も

列車に乗り遅れてしまう

せっかく与えられた切符を 僕は

何度無駄にしてきただろう


いつもあとひと駅というところで

君が別の誰かと反対向きの列車の

窓際でほほえんでいたりする

そんな状況にばかり

直面してしまうものだから

神様は意地悪だと

空をにらんだりもしたけど


誰の切符も期限付きの片道切符

自由席を 1人分

残念ながら チャンスは

平等に与えられているようだ

「神様、にらんだりしてごめんなさい」

チャンスを減らされたりしたら

困るので謝っておいた


恋しちゃいけない人なんていないんだ

要はタイミング

チャンスをものに出来るかどうか

僕がいつも 君のいる駅まで

辿り着けずにいるのは 多分

このタイミングが合わないからだと思う


距離を縮めようと 焦っては

溝を生みだしてしまい

傷つくことを 恐れては

半端な距離に落ち着いてしまう

あぁ情けない情けない

本当に自分が嫌になる


今日も僕の手には

恋の片道切符が1枚

もう風にさらわれないように

しっかりと握りしめる

列車に乗り遅れないように

早目に駅のホームへと向かう

列車がホームへと滑りこむ

扉がゆっくりと開く

僕は車内へと一歩踏み出す

また君のいる駅まで

1人の列車の旅が始まる


今度はちゃんと 辿り着くから

僕の気持ち 君にちゃんと伝えるから

帰りの切符が 1人分になったとしても

後悔なんてしない

両想いだけが「恋愛」じゃないから

また君へと続くレールを

探せばいいんだ