(誰も待っていないであろう)
ほぼデジタルシステムの連載(?)も、今回で最後となります。
最後はスピーカーです。
これまで様々なスピーカーの音を聞いた印象として、
バックロードホーンの元気な音は捨て難いのですが、
低音がややぼやけてしまうのが気になります。
ダブルバスレフも似たような印象です。
今回はHiFiを追求したいので、
バスレフを使用することにして、
かつ、フラットレンジは40Hzから40kHz位までカバーすることを目指して熟慮を重ねた結果、
長岡鉄男氏が設計した「モアイ」を参考に自作することにしました。
モアイは、スピーカー自作派なら知らない人はいない名作です。
FOSTEXのFE168Σをメインに据え、これをネットワーク無しで鳴らし、
高音をFT96Hで、低音をFW168×2(左右で4本)で補う構成の3WAYスピーカーです。
残念なことに、以上3種のユニットは、
現時点ではすべて廃版になっています。
FT96Hは、なんとか廃版直前に購入できました。
他は随分前に販売が終わっていますので、
代わりを探さなければなりません。
メインは、色々な技術が詰め込まれていることが感じられ、
しかも、サイズ感もイメージに合う(エンクロージャを大きくしなくて良い)FE138ES-Rとします。
あまり人気がないようで、未使用品を比較的安く入手できました。
最後のウーハーは、FW168HRとFW168HSで悩みました。
HRの方は、恐らくフルレンジに近い作りで、中音域から中低音域で良い音が出そう。
対してHSは完全なるウーハーで、低域が良さそう。
担当させるのは100Hz位より下の帯域となりそうなので、
HSを採用することにしました。
検索してみたのですが、まだ、このウーハーを採用したモアイの情報はないようですね。
エンクロージャの材質は、
当初、シナアピトンとかフィンランドバーチにしようかと思いましたが、
検討した結果、MDFを使用する方向に傾いています。
というのも、合板は天然の木から製造されたもので、
性質(密度、硬さ等々)が均一でない可能性があり、
それが音に影響を与えてしまうことを懸念しているのです。
一方、MDFは、合板に比べれば品質は均一である可能性が高く、
しかも値段も格段に安い。
見た目の美しさでは劣りますが、こちらの方がスピーカーには適しているように思えてきたのです。
ということで、スピーカーに関してはここまで。
今後、設計と制作が待っています。


