♪ 大阪府立盲学校初等部地理教授実況(写真) | 京都盲唖院・盲学校・視覚障害・点字の歴史

京都盲唖院・盲学校・視覚障害・点字の歴史

視覚障害教育の歴史を研究しています。京都盲唖院、古河太四郎、遠山憲美、鳥居嘉三郎、石川倉次、好本督、鳥居篤治郎、小野兼次郎、斎藤百合、エロシェンコ、楽善会、雨宮中平、点字

♪ 『昭和四年大阪府立盲学校年表』の巻頭グラビア

片仮名「コ」の字に配置した生徒用机、13人が腰かけている。「コ」の空いた部分に縦1.5メートル×横4メートルほどの巨大な日本地図が机8台を並べた上に横たえてある。触って学べる立体地図になっているのだ。男女一人ずつが両手で探っている。メインの教員が手取り足取り型の指導をしている様子。もう1人、女の子が立って直径50センチを遥かに超えているだろう立体地球儀に手をのばしている。教室には補助的な役割かと思われる教員らしい人物の姿も見える。
とにかく大きい立体日本地図!これが学びやすいサイズといえるかどうかは検討を要しそうだが、このスケールの教具を製造して盲児の学びに供そうとした熱意はスゴい!といえるのではないだろうか。