結婚してすぐに最初の乳がん、それから4年後に出産しました。
無治療でしたが、乳がんは女性ホルモンが影響するので、もしものことを考えて3年間は妊娠しないようにしました。
結婚する時にパパになりたいと言った夫。
夫40歳、かわいい女の子のパパになりました。
子育てしながらの術後検診。
再発転移の疑いがあると検査をし、その度に結果が白とわかるまで、すやすやと眠るかわいい娘の寝顔を見ては不安で涙が出たりしました。
お買い物に、カラオケ、映画、グルメ巡り、いっぱいふたりでお出かけしました。
ジャニーズ(当時)も追っかけました。
その娘も社会人。
今は関東方面で暮らしていてこのゴールデンウィークには帰ってきていました。
2度めの乳がんに私がなったとき、娘は「絶対死んだらあかんで」と言いました。
私は「人はみんな死ぬでー。ママはあなたより先に死ぬことになるねん。順番やで。」と。
娘は「それはわかってる、でももっとずっと先にして」と半分怒りながら、でも泣きそうになりながら言いました。
遺伝性乳がんの検査は陰性でした。
それでも母親が乳がんだとリスクは2倍に、ましてや私は両側乳がん。
娘の乳がんが心配でなりません。
私が「自分のおっぱい、ちゃんと触ってやー」としょっちゅう言うのでうるさがられています。
今は8人にひとりが乳がんになるそうです。
娘は、「ママがひとりで2回なって、わたしの分の乳がんやってくれてん。」
ほんとにそうなら、どれだけうれしいか。
そうや、そういうことにしとこ。
いい考えやわ。