【オーディオ】KENWOOD GE-5J ~PCオーディオ用に昭和のグライコを組み込む(笑)~ | 新 国鉄チックな鉄道模型ライフ

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【KENWOOD】ロキシーG5用グラフィック・イコライザー「GE-5J」(上)

とりあえず、先日ゴム交換修理した「TASCAM CC-222」(下)は無事動作中で、カセットテープの取り込みは順調に進んでいます。

しかし、曲を取り込むデジタル変換機器の役割をしている、オーディオインターフェイス「TASCAM Us-1×2HR」の音が、今風の音となり、低音が目立たないという感じで物足りない。

PC上での音質変更は可能ではあるが、今後のことを考えると「取り込む音源は原音のまま」が間違いない。

 

そう考えたときに、PC上の音楽出力側のみ変更できたらと考えました。

今の人だと、「オーディオインターフェイスの買い換え」「内部コンデンサ等の変更」になるんでしょうが、私は昭和の人間。「音変更なら、グライコだ!」となるわけです。

 

(写真は内部清掃時)

たしか友人がコンポを処分する際に、「グライコ」「チューナー」はもらっていたはず。

そこで、オーディオラックを見たが無い、押し入れにも無い、捨てた記憶も無い・・・。

どこいった?と考えたとき、TVモニター(SONY プロフィールプロ)の下で光らせてたことを思い出し確認した所、無事見つかりました。

 

(ホコリが凄いorz)

引っ張り出して清掃や、内部の液漏れが無いかを確認。

全く問題なさそうに見える。

 

(コンデンサがらみ、今なら変える人が多いと聞きます)

写真撮り忘れましたが、後ろは「ライン入力」「ライン出力」の2系統のみで、アンプ側の切り替えで、イコライザーを通すか通さないかを決めるバイパス回路がアンプ側にあり、間に挟む形で切り替えをしていました。(アンプ側もイン・アウトだけ)

 

(いずれ内部、弄くろうかな・・・)

余談ですが、ハード●フなどで「音が出ません」とアンプに書かれている場合、後ろにイコライザー端子の入出力があり、そこが外れているから音が戻ってこないケースもあり、当時はショートピンというのが付いていた。代替えで、ピンプラグを直結すれば音が出るケースも多い。

持っている人は、試す価値有ります。

 

話が脱線しました。

 

ということで、組み込んでみました。

●スピーカー:SONY APM-X5A 15W

  むかしのSONYのテレビに、オプションで外部用スピーカーとして販売されていた物。

  バブル期に、ハニカム構造の独自スピーカーとしてAPMと言う物が販売されており、高音域に強い物でしたが、コストが高かったのか平成に入ると消滅。MDとの共演が出来ませんでしたが、現行のスピーカ方式とは違い、コンパクトでもいい音が出ます。

●アンプ:SHARP SM-5(BK) 65W

  20年前ぐらいに、パソコン用のアンプとして、小さい物を探していた所、当時のハー●オフの店員だった方より連絡があり、210円で購入した物。シャープ製だったのは今知りましたが、この構成でしっかりした音が出ていますので、このまま行こうと思います。

●カセットデッキ:TEAC W-890R

  以前音楽取り込み用に10年前に購入したカセットデッキでしたが、メタルやハイポジの音質に不満があり、取り込みを断念。バブル期の「A&D GX-Z7100EV」が復活(調整中)したり、2002年購入の先日修理した「TASCAM CCT222」のほうが、安定した音のため、現在は「録音前のテープ活性化」(数回再生した方がテープの音が良くなる)用として、活躍させてます。

●オーディオインターフェイス:TASCAM Us-1×2HR

  楽器用のPC接続機器としてはマイナーですが、珍しく「ピンプラグ入力有り」で、オーディオ用に繋ぐ場合、使い勝手が良い。業務用のオーディオ機器として、同一メーカーの「CC-222(カセット+CD-R)」「DA-20 mk2(DAT)」も使用していたため、個人的に安心感があった。

業務用の裏モード設定があるかは、現状は不明。

●グライコ:KENWOOD GE-5J

  元々はKENWOOD製コンポの「ROXY G5」というモデルに組み込んで有った物で、友人が処分する際に、「グライコ」「TV/FM/AMチューナー」部分だけもらって使ってました。

 バブル期には上下に動く「スペクトロ・アナライザー」を搭載されており、見ていてもかっこよく見えました。

 

どう考えても、今時のPCオーディオでは無いですねorz

 

※業務用モード:「余計な回路をキャンセル」したりするモードで、音質劣化の減少にも繋げられる。他にも「SCMSキャンセルモード」があり、初期のデジタルコピー回数(1世代まで)で引っかかる物を無効にしたり出来るが、CD自体を購入してしまうため、実際に使ったことは無い。

業務用機器って、そんな物です。

 

話が脱線しました。

 

コンポのROXYには「7シリーズ」「5シリーズ」「3シリーズ」(だったと思う)があり、友人は「G5」の中クラスを買っており、当時24万だった気がします。上の「G7」が33万で、物品税(贅沢税)が絡んで、値段を引き上げていましたが、その分「高級コンポ感」を演出していましたので、見た目は今でもかっこいいです。

イコライザーの設定も「5パターン」メモリーで「5パターン」があり、手動でも設定(左右一緒)が出来ます。

これにより、低い音(ベースや太鼓の音・花火の爆発音)等も、強調出来るようになり、昔っぽい音も出るようになりました。

 

おっと忘れた。

接続は、オーディオインターフェイス出力とアンプ入力の間で、録音には一切関係せず出力の音だけ変わるようにしています。

ダイレクト感が損なわれるかと心配しましたが、むしろ音が強調され、良い音になった気がしますね。

 

もう一つ。

音が入力されると周波別で、スペアナ(スペクトル・アナライザ-)が上下するんですが、今の音は低音が出ていないんじゃ無くて、高音域で出ていなかった「8Kヘルツ」「15Kヘルツ」が出るようになったので、低温がかき消されてしまっていたことも判明。

写真のカセットテープ音源だと、「15Kヘルツ」はほぼ動かないんですけどね。

 

CDによっても、「15Kヘルツ」が動かない物も有り、元の音源がアナログなのかデジタルで残してあるかが、わかってしまう恐ろしい装置だとも、感じました。

再生する分には、関係ないですけどね。

 

そんなわけで、昭和に戻りつつある話でした。

 

 

それでは、バイなら。