りなな部屋にお泊まりしていたハリーくん。
朝方 4時頃に リナから
ハリーくんが おかしい と電話がきた。
二階のリナの部屋にいくと
瞳孔は開いたまま、吐きそうな行動と
手足を突っ張るような仕草をしていた。
意識は なさそうな感じやった。
もう、天使の羽がはえかけてるんやな と思った。
あゆを呼びにいき
はなちゃんも 部屋に来た。
3人で ハリーの名前よびながら
ハリー 頑張ったで もうええよ
ハリー 母ちゃんおるで大丈夫やでな
ハリー ハリー
と話しながら
わたしの腕に 頭をおいて
最後に 吐きそうな行動と
走るような行動をして フーッと息をはいた。
お腹に 耳をあてると
心臓の鼓動が、少しづつ 弱くなり
止まった。
4時5分
ハリーくんは 大好きな
リナの部屋で、天使になりました。
これで、ハリーくんは楽になれた。
お薬も、注射も、病院も、
食べれず、歩けず、見えず、
嫌なことばっかりやったもんな。
もう 大丈夫や。
立派やった。さすが 長男。
看取らせてくれて ありがとう
うちの子になってくれて ありがとう
母ちゃんは、今までも、これからもずっと
ハリーと一緒や。
ハリーくんは？
うちの子で よかったか？
もう、しんどくないか？