お世話になります。
林でございます。
本日は天皇誕生日。
めでたい日でございます。
今日も、休日出勤です。
フローリングのニス塗りでございます。
私は診療所の総務部長代理という役職なのですが、
言い換えるとなんでも屋さんです。笑
職員の皆さんが少しでも気持ちよく過ごしていただけるように働かせてもらっています。
人生初のニス塗りなので、まずは一部分(畳3畳分くらい)を塗って様子を見る予定で、今1度目の塗りが終わりました。
90分程で乾くと思うので、2度塗りをして仕上げます。
その作業終わりで、診療所を見学される方のアテンドをし。
その後、タイトルにありますように、号泣をしに東京へ行きます。
東京FMホールで行われる
舞台・芸人交換日記を鑑賞させていただきます。
この作品は元々平成23年3月11日に発売された鈴木おさむ氏の書籍を舞台化したもので、最初の舞台化のキャストはオードリー若林くんと俳優の田中圭さんでした。
その後、朗読劇や映像化を経て
今年3月で放送作家を引退する鈴木おさむ氏脚本原作の舞台として最後の作品として
generationsの小森さんとランペイジの陣さんが演じます。
この芸人交換日記の小説の中に私の名前も登場します。もちろん舞台版ではカットですが。笑
私が29歳の時、相方にラジオの帯番組の仕事が入り一気に仕事がなくなり、毎日浴びるように酒を飲んだくれどうしよう!どうしようと悩んでいた時に、25歳の頃に行った占い師の言葉を思い出しました。
初老の女性の占い師は私の顔を見るなり
「人殺しの目をしてるわね」
なんとも失礼な話なのですが、カウンセリングをしていくうちに私が話していない、祖母の話をあたかも会ったことがあるかのように話しだしたのです。
祖母は父が7歳の時に離婚しています。
そして、父を親戚の家に預けて育児を放棄しました。
その時、父の心は深く傷つき、その影響で私に辛く当たっていたと。
この話はもちろん、私の家族しか知りません。
私は仰天し、占い師の言うことを全て信用しました。
ただ、一つだけ芸人で売れる為のアドバイスとして
「舞台で、マントをつけ、頭に鳥の羽をつけ、髪にメッシュを入れなさい」
というものがありました。
マントは難しいので、ロングコートを着て舞台に立ったりもしました。
羽とメッシュはさすがにできませんでした。笑
そして、29歳。
仕事がほとんど無くなり、あっ!
衝動的に当時お付き合いをしていた美容師の彼女に
メッシュを入れてくれとお願いをしました。
彼女は本当に頭がおかしくなったのではないかと心配してくれました。
それでも私は、頭がおかしくなってもなんでもいいからメッシュ入れてくれとお願いをし、前髪にレッドパープルのメッシュを入れました。
次の日、スカパーでやっていた私たちの生放送の番組で披露すると観覧のお客さんは大爆笑。
相方も笑ってくれました。
しかしながら、後輩に林さん何やってんすか?!
的なことをたくさん言われました。
私は返す刀で言いました。
「10年も芸人やって売れてないんだから、なんか仕掛けなきゃダメだろ!あがき続けてなんぼだろ!」と。
後輩は、完全にヤベェ人を見るような目で私を見ていました。笑笑
そのエピソードが芸人交換日記には記されております。
鈴木おさむ氏は私のメッシュを大笑いしてくれました。
そして、讃えてくれました。
やれることはなんでもやる。
それでもダメなら、また何かを考えてやる!
おさむ氏はそういう人間を面白がってくれます。
芸人交換日記発売の半年後、私は芸人を引退しました。
その1週間後に紳助さんが引退したので、瞬く間に私の話題は吹き飛びました。
私の人生なんてそんなもんです。笑
芸人交換日記は芸人の解散のお話です。
私は今まで、おさむ氏直々に観にくるように言われていましたが、一回も観たことがありません。
観るのが怖かったからです。
感情がコントロールできなくなって、胸がはち切れるんじゃないかと思っていたからです。
夢を諦めることは、とても辛いです。
悔しいです。
でも、自分の実力に気づいてしまった以上、しがみついていても何も得られないです。
芸人という仕事は大好きでした。
毎日辛いことも多かったですが、お客さんを笑わせた瞬間、合コンでウケた瞬間、全てが吹き飛びます。
例えが悪いですが、世の中のどんな違法、合法薬物よりも数百倍の高揚感を得られます。
でも、私より面白い人間は山ほどいます。
なので、生業とすることを諦めました。
今日、なぜ舞台を見る気になったか。
私はやっとお笑い芸人病が完治したからだと思います。
絶対に大号泣します。
この文章を書いている今も目がうるうるしています。笑
おさむ氏最後の舞台を目に焼き付けたいのに
涙で見づらくなるのは確定です。笑笑
また、感想を書かせていただきます。
南房総市出身の宝、鈴木おさむ。
これから先、市のPRの手助けもしてくださると思います。
良いお付き合いを続けさせていただきたいものです。
それでは。