一発逆転して、

周りの人たちを抜かしたい。










わたしはずっとそう思っていました。







そう思っていたのは、


自分は周りの人たちよりだと思っていたから。






何が「下」かというと












それは色々。








仕事内容、役職の有無、

年収、貯金額、

どんな家に住んでいるか、

どんな人がパートナーか、

結婚しているか、子供はいるか、

外見、髪型、スタイル、

服や持ち物のセンス、

どんなスキル、資格があるか、

SNSのいいねやフォロワーの数、



などなど、

キリがない。











一発逆転するには




何者かになる必要がある。







上記に挙げた、どれかひとつでも突出する何かを手に入れて



「すごいね!」


と周りに認めさせなければ


わたしは人より下のままだ!



と自分には価値がないから、


他の人より今いる地点が下だと思っていた。








人間の価値はみんな同じ、と言われたって、


そうかもしれないけど、


そんなふうには思えない。




だって、


自分がみんなと同じ価値があるとは思えないから。





わたしに価値なんてない。





わたしに価値があるなんて思えない。





自分には価値があります、なんて自信は持てない!



いつになったら「わたしも他の人と同じく価値ある存在だ」と思えるようになるんだろう…




てゆーか、そんなふうに思えるようになる気がしない。想像もつかない。











…そんなところから、


「自分に価値がないとは思わないキメてる

というところまで来たのは、










価値がない自分をどうにかしたくて


今までやってきたこと、

成し遂げたこと、

考えてきたこと、

向き合ってきたことを


思い返して、

自分のことを労うことができたから。









自分には価値がないから、



・勉強頑張って認められたらすごい自分になれるかな

→高校は偏差値高めのところに入学できた



・仕事きっちりしたら認められてすごい自分になれるかな

→社長賞もらったり指名全国1位取れたり仕事早いね、できるね、と言ってもらえた



・どうして自分はこんなに自信が持てないのだろう?とひたすらノートで向き合った

→母親との関係に問題があると気づいて本やブログをたくさん読んだり、ナリ心理学の講座で学んだり、カウンセリングに行ったり、積極的に内観をした




・内向的・消極的な性格はダメだから改善しなきゃと思い、興味のあったADの仕事をやってみた

→楽しくてそれなりにやっていけるとわかったが、やはりそもそもの気質が社交的ではないので、毎日多くの人と関わる環境に疲れて転職




・すごいといわれたくて興味のあった中小企業診断士の資格取得を目指した

→2年半くらい勉強していたものの挫折

(自分は頭いいと勘違いしていたから甘く見てたし、財務受かる気しなかった笑)




・会社で怒りを出してはいけない、怒るのは精神的に未熟な証拠だと思っていた

→アンガーマネジメントなどの本を読んだりストレス発散の方法を模索したり経営心理士講座を受講したりした

(そもそもの考え方(怒りを出してはいけない)がちょっとアレなのであまり解決に至らず)









試行錯誤した数は自分でも多いと思えます。



残念なことに、成果に結びついたものが少ないので強制終了(休職)となりましたが笑、








こんなに自分なりに真面目に頑張って生きてきた人に「価値がないw」なんて言うの、

酷くない?



とふと思ったんです笑











めちゃくちゃ悩んで、

凹んで、

落ち込んで、

ウジウジして、

ぐるぐる考えて、

泣いて、








またどうにかしようと試行錯誤しながらもがいて…



生きることをやめずに

どうにか今までやってきた。









ねぇ、なんてエライんだろう笑い泣き

ねぇ、なんて頑張り屋さんなんだろう笑い泣き


マジで愛おしいんですけど笑い泣き笑い泣き笑い泣き











自分のことをそう思えたのは初めてでした。












カウンセリングやリワークの面談などで


よくがんばりましたねにっこり」などの労いの言葉をかけられるとすぐウルウルしていたのですが、








ホント、それな!

ですよ(初めて使った若者言葉笑♪)









今までの自分のやってきたことを振り返って、

たとえ成果が出てないことであっても


めっちゃがんばって生きてきたじゃん、

と心から思えたとき、



そんな自分なのだから価値がないわけがない


とじわじわ思えるようになっていきました。










「どんなに頑張っても成果出してないなら意味ないじゃん」



という声に今まで惑わされ過ぎでした。

(脳内ポリスめムカムカ




それも一理あるかもですが、

不安すぎる精神状態で選んだり決断したことで

成果を出せる方がすごくないですか?







結果でなくプロセスを重視するやつは

仕事で成果を出せずに言い訳するやつだ



というのを聞いたことがあったので、


今までずっとその誰かの受け売りを自分の中でも採用していました。




「そっか、プロセスは重視しちゃいけないんだ…」








…白黒思考さんは要注意ですよね笑

(グレーの場合もあるよということ)













そして年末に父親と話したとき、


神様は価値の低い人間なんて作らない。」


という言葉が印象的でした。









自分だけ他より下にいるから

頑張って上がらなきゃ!抜かさなきゃ!


と頑張る必要はない。






なぜなら、


上とか下とかない、

みんながいる場所は、段差のない平地だからキラキラ




平地に神様がみんなを送り込んだ、

とイメージすることにしました。




そうすると今度は、

自分の前を走っている人が偉くて価値があり、

自分の後を走る人は劣っていて価値がない、


と考えてしまいそうですが、

地球は丸いので、

前とか後とか何周も走っているうちにわからなくなるので大丈夫なのです笑











自分には価値がない、と思ったときは

自分を愛おしく思い労いの言葉をかけられると、


「価値がないわけがない真顔キラキラ」と思えるかもしれません。