私の手がしてきたこと ロンリー編 | Rin.ka.ka costume jewelry

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『私の手がしてきたこと ロンリー編』 


御徒町のジュエリーメーカーで

忙しい毎日を過ごす日々。


ですが、ある事に気が付きます。


30歳を過ぎた私。もう何年も

仕事しかしていない…。


平日はもちろん仕事だけ。


休みの日は家族で過ごすか


たまに友達と飲みに行ったり

遊んでもらったりするけれど


いつの間にか1人の行動が増えて


ひとりでショッピングして

映画観て

カウンターでラーメンを食べる…


そんな休日を何年も過ごしていたことに

気が付きます。


そしてとても増えた友人達の結婚式。


さらに、

4つ下の妹も結婚することに。


妹は結婚する事を、まず母と私に

報告しました。


父に反対されるかも、

と不安だったからだそうです。


ところが、話を聞いた姉(私)が


「ダメッ!絶対反対っ!!

 ず、ズルいよ〜っ!!!

 お〜いおいおいっ」


と突然の大号泣。


「お姉ちゃんのこと待ってたら

 私ずっと結婚できないじゃんっ!」


と大モメにモメてるところに父が帰宅し


話を聞いた父が

号泣する私の頭をポンポンして


「そりゃぁ、喜んであげなくちゃ

 いかんじゃないか…」


と、反対するどころじゃなかった。


という思い出があります(笑)


全く持って残念な姉なのですが、


残念な姉の反対意見など

採用される筈もなく

妹は幸せに結婚していきました。


そして私は

その後もずっと

結婚を考えられる人影すら見えません。


どうやら私は

結婚しない人生を歩むらしい…


遠い目でそう悟った頃


休みの日

あまりにも行くところがないので


高校時代に途中で投げ出した

デッサンをちゃんとやろうかなと


銀座にある社会人向けのアートスクールで

デッサンを習うことにしました。



高校時代、美術部の顧問に


「お前は何浪しても絶対に美大に入れない」


と宣言されて


はいそうですか、と

製作途中の100号の油絵を放置し

遊びに行ってしまった私。


あの時は挫折したことを

顧問のせいにしていたけれど


自分に自信が無かったから

顧問の言葉をコレ幸いにして

逃げたんだな…。


そんな事を思い出しながら

久しぶりの木炭を楽しむ休日。


現役の画家である先生に指導してもらって

色々な課題に取り組みます。


ここぞとばかりに色々な質問をする私。


ある時、


「いやいや〜、

 美大受験するワケじゃないんだから

 そんなにこだわらなくていいですよ」


と先生からのひと言。


その瞬間、


「いいえ…。


 私は。


 美大受験したいっ!!!」


と思い立ちます。


そういえばずっと、

いつか美大に行きたいと思っていた!


結婚もしないだろうし

一度きりの人生

いっちょ美大受験してみるか!!


突然体の中からメラメラと力が湧いてきて


次の日から美大受験に

動き出すことにしたのです。




突然、

目がピカーンとなる瞬間でした!



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