悪事を働くとなかなか成仏できない | 密教僧のブログ

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幸せになる人間と不幸になる人間は何が違うのか。目に見えない世界の法則を密教僧が解き明かします。

世の中には先祖霊の存在を否定する人がいます。


霊などあるとは信じられない、そんなものあるはずない。
現在ここに生きていることこそ絶対だと、霊を祀るなど考えもしない人がいるようです。


また、僧侶の悪口を陰で言う人もおります。言われても仕方ない僧侶もおりますから、そのような人は仕方ないとして、霊や僧を否定するのであれば、葬儀、法要は一切されなければよいだけです。


また、そのような人に言い聞かせる必要はまったくないのです。先祖を祀るお人好しはバカをみるという考えのもち主は、えてして人を利用し、人をおとし入れ、裏切り、自分だけ得をしたと勘違いしがちです。


そのような人は死んで不成仏霊となって苦しみます。


不成仏霊は永遠に成仏できずあちこちとさ迷いつづけ、障りを起こし、誰かにとり憑き何とかして成仏させて欲しいと訴えて出るのです。


生きていても、死んでからも人に迷惑をかけることしかしないのです。


まさに、人間以下といえるのです。


先祖のなかに他人に甚大な迷惑を及ぼした人がいると、必ずその子孫にも同じような困難が不思議と襲いかかってきます。


よく、あんないい人がどうしてこんな酷い仕打ちに遭わなければならないのということがありますが、このような場合には、その人の先祖に悪いことをたくさんしでかした人間がいるはずです。

不幸にあえぐ生活をしている人のなかには、酷い先祖をもっている人が多いのであります。


また、先祖の罪でなくても、自分のしでかした罪悪によって一生病気に悩まされ、苦しめられる人も多く見られます。