「因縁」とは
端的にいえば、原因があって結果がある
ということです。
因縁には「前世因縁」と「家系因縁」の2つがあり、この2つが深く関係して今の私たちの幸、不幸があるのです。
先祖が人を苦しめたり殺したり罪を犯すと、子孫は苦しみます。
これを家系因縁といいます。
先祖が、苦しめ殺した相手が怨霊となり、子孫を祟り不幸にしようとするのであります。
末代まで祟る事があります。
前世、自分が犯した罪の結果として、前世、人を苦しめ殺したものは、その報いとして、現世で苦しめられ殺される。
また、前世、善い行いをしたものは、現世において幸せになれるのです。
これを前世因縁といいます。
前世、犯した罪が重いものは、生まれ変わったときに、深い怨みをもった怨霊に祟られている家系(家系因縁の重い家)に生まれて、怨霊の祟りによって、苦しめられ不幸になります。
前世、犯した罪が軽ければ、家系因縁の軽い家に生まれて幸せになります。
つまり、前世因縁によって、どのような家系因縁をもつ家に生まれ変わるかが決められるのです。
このような前世因縁と家系因縁の相関関係を「因縁転換の法則」と呼びます。
例えば、前世、女の人を犯して殺せば、生まれ変わったときに、色情絡みの因縁のある家に生まれて、今度は自分が犯されて殺される、ということであります。
あるいは、前世お金がらみで人を苦しめ殺せば、生まれ変わったときに、お金絡みの因縁のある家庭に生まれて、お金絡みで苦しめられ殺される、ということです。
因縁の軽い人は、因縁を気にせず生活していくことができますが、因縁の重い人は、怨霊の祟り・霊障によってさまざまな影響を受け、苦しむことになります。
兄弟など肉親でも、前世からの宿業(カルマ、前世に行った善悪の行為)が違うのと、現世の生き方の違いによって祟りに苦しむ度合いが違います。
また、因縁の重いものは因縁の重いものと、因縁の軽いものは因縁の軽いものと気が合いやすいのです。
自分が犯した罪ではないのに、なぜ先祖の罪を自分がお詫びしなければならないのか、納得のいかない方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、それは、自分が前世犯した罪に応じた因縁のある家に生まれているのですから、怨霊にお詫びして因縁を浄化することは、自分が前世犯した罪の懺悔にもなるのです。
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