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                      図のようにA地点からB地点に向かう道があり、A地点から4000mまでは上り坂、そのあとB地点までの2000mは下り坂となっている。ある人が、A地点からB地点に向かって歩いたときにかかった時間と、B地点からA地点に向かって歩いたときにかかった時間の差は25分であった。この人の歩く速さは、下り坂では上り坂の2倍の速さになるとき、上り坂での歩く速さは毎分何mか。                     ただし、歩く速さは上り坂と下り坂でそれぞれ一定であるものとする。
①毎分25m ➁毎分30m ③毎分35m ④毎分40m ⑤毎分45m         

市役所の過去問です。(Standard、Logical)
本問の解説には、こう書いてあります。


これを、数的処理の問題としてではなく、本当の話だとすれば、少し変な感じがしませんか?この違和感は、どこからくるのでしょうか。

「坂道の勾配」でしょう。
坂道の勾配については、何も書いてありません。例えば、
どれ?            


問題には、「図のように」と書いてあるだけで、上り坂と下り坂の勾配は同じかどうかは分かりません。
というわけで、実際、この問題は成立しないように思われます。
それもおかしいので、よくよく読んでみると、「この人の歩く速さは、下り坂では上り坂の2倍の速さになる」と書いてあります。よって、上り坂と下り坂の勾配は同じということになります。(こんなにこだわって考えるのは考え過ぎかもしれませんが)               まとめると、


まあ、現実に合わそうとすると、こういうことになりますが、むしろ、次のように考えた方が分かり易いかも。

本問の「ある人」は、どんな坂道があっても、下り坂の速さを上り坂の速さの2倍で進む、ロボット🤖のような人である。
これでいきましょう!               
問題再掲。

図のようにA地点からB地点に向かう道があり、A地点から4000mまでは上り坂、そのあとB地点までの2000mは下り坂となっている。ある人が、A地点からB地点に向かって歩いたときにかかった時間と、B地点からA地点に向かって歩いたときにかかった時間の差は25分であった。この人の歩く速さは、下り坂では上り坂の2倍の速さになるとき、上り坂での歩く速さは毎分何mか。                     ただし、歩く速さは上り坂と下り坂でそれぞれ一定であるものとする。

①毎分25m ➁毎分30m ③毎分35m ④毎分40m ⑤毎分45m          

もしも、図の左側と右側が同じ距離だったら、

これは、AからBへ行こうが、BからAへ行こうが、同じ時間がかかりますね。では、この25分差はどこからきたのか?             ココしかないですね。

なので、

正解は、④です。



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