続き。


早朝、夜、休みの日。。。。。
Aからの電話には、
遠慮というものが感じられなかった。


一応仕事のことで電話してくるので、
私は何も言えなかった。


旦那は個人携帯と、仕事用携帯を2台持っていて、
Aは、まず個人携帯にかけてきて、
出ないと仕事用携帯に順番にかけてくるのが
いつものことだった。


早朝に旦那が出勤の身支度をしている時に
携帯が立て続けになってたので見たら、
Aだった。
登録名は、普通にフルネームだった。

この頃は、親密ではあったけどまだ隠すような
仲ではなかったのかもしれない。


子供の幼稚園の運動会の日。
家族で見ていた時、旦那が居なくなっていた。
どうせ電話だろうと、しばらく待っていたけど 
一向に戻って来ないので、探しに出た。

探したものの近くには居なくて、
離れた建物の陰で旦那は、


やっぱり電話していた。


居なくなったと気付いてから見付けるまで、
1時間近く過ぎていた。


デレついた顔をして、、、
甘い声で喋っていた。(気持ち悪い)

絶対に仕事の電話ではないと思った。

私が見付けなければ、まだ話していたかもしれない。子供の運動会の日にまで、
子供のことそっちのけで、、、


Aに夢中なのが手に取るように分かった。

どちらかといえば、旦那の方がAに夢中で、
Aは、それを楽しんでいるように感じていた。


Aの離婚の理由は、
旦那さんの浮気だったらしいけど。
それなのに、人の家庭をかき混ぜるようなこと
をするんだな、と思った。


家庭のある男の人が自分に夢中だったら、
楽しくて仕方がないだろうなーと思う。

奥さんに、自分という存在をチラつかせて
優越感に浸りたかったのかも。


旦那はますますAに夢中になっていった。
もちろん、それに比例して
私との仲は険悪になっていく。


私は、自分を蔑ろにする旦那に腹が立って、

自分を見て欲しくて、常に不機嫌に振る舞う。

「どうしたの?」と言って欲しくて。


でも旦那はAのことが好きで私のことは

どうでもいいから、

私の機嫌をとってまで話す必要はなくて、

むしろ機嫌の悪い私なんて用はない。


旦那も、怒るか不機嫌になるか無視するか。

悪循環の毎日だった。



Aは楽しくて仕方がなかっただろうなと思う。


続く。