ばにらさま/山本文緒
短編集
山本文緒さん最後の
作品集
普段 連作ではない短編集は
ほとんど買わない
1つの長いお話を
読んで追っていくことが好きだから
でも こちらは迷わず購入
山本文緒さんの
作品だから
山本文緒さんのお話は
どこか怖い
自分も容易に
そこに行くのかもと
思える怖さがある気がする
恋愛中毒 とか
あなたには帰る家がある とか
ドラマ化されたものも観たけど
やっぱり
原作の空気感は
特別だし独特だなーと思う
自転しながら公転する
ドラマでやっていたね
これに限らず
映像を否定とかはしたくないけど
つい原作が1番って思いたくなる
という気持ちが たくさん
短編作品の中で
これこれ!と思ったのは
【菓子苑】
こういう 錯覚?
を起こさせるの
本当に本当に本当にお上手
分かってても
まんまと はまる
それで言うと
【わたしは大丈夫】
も そうか!
【子供おばさん】
は ふんわり読後感 よくて
年齢が近い人のお話で
なんなら長編スピンオフ小説で
夕子と美和の7年前のお話とか
読んでみたい
短編集読んでると こういう欲求が頻繁だから
敢えて自分からは 買わない
ドラマあったし
もう一度
自転しながら公転する
読みたくなった!