きらきらひかる/江國香織
何度も読んだ本
私的に
初 江國香織さんだった作品
この前 丸一日出かけるとき
今 読みかけの本は
分厚すぎて
替わりにこの本を持っていった
なんで江國香織さんを
選んだかというと
今の職場に
他から研修できた人と
本の話になって
その人が
私は割と昔の人の本しか
読まないんです
江國香織さんとか…
と言っていて
江國香織さんは
昔の人なの?と
びっくりしたから
きらきらひかるは
平成6年の本でした
昔、なのかなぁ…?
お話も
もちろんなんだけど
この本の各章の名前が
本当に印象的で
特に
水を抱く
水の檻
銀のライオンたち
星をまくひと
って章のタイトルが
ぴたり
イメージと合いすぎてる
笑子と睦月と紺くん
3人のそれぞれの
大切なもの
守り方
やるせない気持ち
善良な瑞穂さんが
あんなに笑子に
遺言のような言葉を残したり
迷いに迷ってその後も
お節介かもというくらい
関われているのも
若さかなー
今の私の年代で
友に
共感することや
話すことはできても
あんなにも
なにか働きかけて
行動にうつせるかな
夫婦とか
パートナーとか
友だちとか
人との関わり方が
年齢と共に
変わっているのかも
と思った
自分のことなのに
コントロールのきかない
気持ちが
どんどん
わからない方向へ
進んでいく感じ
やるせない感じ
そんな自分が
どうしようもない存在に
思えて仕方ない感じ
笑子の一生懸命さを読むと
色々と思い出す
何に対して
誠実でいたいか
スルーできないか
まっすぐ受け止めざるを得ないか
人 それぞれ 違う
私たち、嘘を〜
という笑子(と紺くん)の言葉に
大きく頷く
この感覚は
何度読んでも 不変