ふるあめりかに袖はぬらさじ お疲れさまでした〜感想的覚え書き | ~えくれあ~キミらしく描けばいい

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なんとなく 
日々のことを
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つぶやいてみたいなと
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好きなことを
好きなときに
好きなだけ

  



薮くんの 舞台


ふるあめりかに袖はぬらさじ


全公演 お疲れさまでした

すてきな作品を 

ありがとうございました








20230926

最後の公演を 

ひとり 観劇


今度は珍しく

上手のはし

下手寄りのときとは

また別の角度からの

演技が見られて 興味深い







ネタバレってほどではないけど


ストーリーや演出にも触れる

自分なりの感想や覚え書きを






ミュージカルではない

薮くんの舞台は

初めて



有吉佐和子さん原作

幕末が舞台で

新橋演舞場


今までとは違いすぎる

テイスト


ギリギリまで

先に 『亀遊の死』 を

読もうかどうか迷って


ただ 自分にとって

なれないテイストだからこそ

1番まっさらな状態で

薮くんのいる舞台から

このお話を知りたくなったので

最低限のあらすじ確認

だけにしておいた





私的な初回が

1番舞台から近くて

しかも花道もすぐ横


私より先に観劇した娘から

花道(での距離感)楽しんでと

言われていたので

期待💚



お話が始まると

なんかぐいぐい

お園が 話を引っ張っていく


最初のシーン

薮くんも わりとすぐ 出てくる


3人だけで繰り広げられる

そのシーンの中での

情報量の多さにびっくり



お園さんのセリフ量

本当にすごい

大竹しのぶさんってすごい


このシーン 

私が初めて観たときは

薮くん ぺたんと正座

してない時間が 

割とあった気がして


でも2回目のときは

きれいに足首曲げて

ぺたんと正座してる時間が長くて


足首

柔らかくなったのかなー

演出変わったのかなー


とぼんやり思った



あと 

薮くん演じる藤吉の

心の声 みたいなセリフがあったとき

すごく 素の薮くんっぽさが

乗っている気がして

ちょっと クスッとした


薮くんって

誰を演じていても

どこか 薮くんらしさが

ちゃんとあるよね


そして

和装での演技も似合うね💚


普段

ちょっと 猫背で

その 肩の位置?姿勢?が

和装で 袖がある状態で

腕を組んだりするのが 

とても自然に 

かっこよく見える


もちろん今回の役に合わせて

姿勢とかまで

演技で調整してると思うけど



通訳のシーン

日本語を預かる

英語で伝える

日本語での会話のやり取り

客席からの笑い


みたいな繰り返しが

続くところがあって

難しいんだろうなー

舞台って生ものだねと改めて感じる


通訳しながらメモを取る演技

右利きになってた!

途中で利き手が変わってたハルを思い出したり 笑


通訳シーンでの

藤吉の気持ちの動き

心に反した言葉を

通訳として とはいえ

自分の口から発することの

つらさ



藤吉と亀遊に注目して

観ることができた 

2回目と3回目

その心の動きが

表情が

セリフの調子が

切なかった



遊郭と 

遊女 芸者

という今の価値観とは

全然違う軸の中の世界


男女の違い

身分の違い


やるせなさを感じるのに

想像力を駆使する世界



せっかく

藤吉の運んだ 

西洋のお薬が

病気に効いたのに

効いて治ったから

だから…



急な

タイトル通りの

亀遊の死が訪れて


ある意味それが前提での

お話が 進んでいく


本音で本当のことを話せるのは

お園と藤吉

お互いだけ



藤吉は

亀遊が

自分の知る ちえとは

全然違う人になっていくことを

悲しめる余裕もない


どうすればよかったと

言うのか と



全然別人のように

亀遊が扱われることを


肩の荷が下りた気がすると

ほっとしている自分を

さらけ出して

志を遂げるために

岩亀楼を離れる


お園ひとりが 

後ろめたさを

感じる役割を続けながら

亀遊は 亀勇に

変わっていく


こういう

なにかが どんどん

意図的にでも 

意図的にではなくても

本当のことから

変わって育っていくのは

現代にも当てはまること

たくさんある


こうなんだろう という

思い込みや

誰かにとって

都合のいいことだけを

切り抜いて知らせて

本質からズレていくことが

止められなくなったり



藤吉が去るところで

花道を使った演技


ちょうど立ち止まるところが

初回のときの席に

本当に近くて

私の 抜群の下手運に

このときは 感謝💚








昔の日本特有の笑いって

ブラックな面が大きいんだなーと

とても感じた

このお話



喜劇の部分より

切なくなったところのほうが

心に残って

 

特に 亀遊が亀勇に

変化していくのを話している

お園


なんか

笑うというより

やるせない気持ちになっちゃった




カーテンコール?

2回目に観劇したときの

大竹しのぶさんが

客席に

ずっと手を振ってくれていて


ついつい

習性で手を振ってしまう

あ、いけない

拍手!拍手しなくちゃ


あ、でも手を振ってくれてる

手を振りたい!


を繰り返してしまった


手が3本あったら

拍手しながら

手を振れるのにー!!



なにか カテコ途中で

薮くんに話してたなぁ


薮くんファンが

全力で手を振ってたのかなーとか

ぼんやり 思った



最後の公演は

三本締めもあって

大竹しのぶさんが

言葉を伝えてくれるときは

ぴたっと

拍手が鳴り止んで

なんだか嬉しくなった


薮くん 少しくるくるしながら

皆さんにお礼を伝えて拍手してた


最後に皆さんで

伝えるのどうしようか

みたいに

大竹しのぶさんが

隣の薮くんと

ちょっと話していて

なんなら薮くんに

言っちゃえ!みたいに

勧めているように見えたのが

なんだか嬉しくて


でも

薮くん じゃあみんなで

みたいな感じ?に

促していたように見えたの


本来の演者さんとして以外で

特別にならないように

なりたいのかなーと思った


大竹しのぶさんとの

この舞台での

いい関係性が

育っているのかな とか


勝手に嬉しい想像








幕間の休憩で

客席でお弁当を食べられるのが

すごく嬉しくて

行った回 

全部 食べてました

全部 違うお弁当 笑

おいしゅうございました笑


葛アイスもおいしかった

とろん しゃりしゃり みたいな!


あと 演目名の入った

おみやげが売ってて

嬉しくて買っちゃって

他にもおみやげたくさんあって

売店 繁盛してた!


2階の売店で

車折神社のお守りが売ってた

推し色対応

水色&青の違いが

別れてなくて

緑系も黄緑とは違うなぁと

ちょっと残念… 

↑ついついJUMP担が細かくなりがちなとこ笑


かわいい金平糖も売ってた




新橋演舞場という場に

緊張したけど

とても見やすくて

おいしくて

楽しめました

また ここで観劇できたらいいな


世界の狭い私に

新しい体験をする機会を

いつもありがとう



薮くんの再演

待ってるね💚