伝えるべきか、

 伝えないべきか、

 それが問題だ。




 伝えてしまうことは

 自分のことなのに

 すべての判断を

 自分ではないあのヒトに

 任せてしまうってこと。


 伝えないことは

 自分のことだから

 すべての判断を

 自分で勝手に下してしまって

 公平ではないってこと。




 どちらも、いいわけ。

 どちらも、良くないわけ。




 まだまだ足りない、磨け、磨け。




 光艶やかになるまえに

 擦り切れてなくなっちまうだろうけど。





 研磨





 





 やっぱりそう。


 自分は自分にしかなれないし

 自分で自分になるしかない。




 それでも。


 ドアの向こう側の世界は

 そんなことはお構いなしに

 勝手に勝手な基準で判断するんだ。




 頑丈に見えているこのドアも

 完璧に見えているこの透明のバリアも

 数と圧力には弱いもんで。





 磨け、磨け、ドアもバリアも。





 





 





 小さな間違いから

 大きな間違いに変わってくのさ。


 大抵ね。




 100万回の大丈夫を

 100万回繰り返しても

 それは

 100万回の嘘を

 100万回繰り返すこと。



 だからね。


 ますます気分が悪くなってさ。 




 浮かんだ文字のまま、唱えよう。

 無理やりかき消さずに、唱えよう。




 リアルに駄目は駄目のまま。

 駄目のまま駄目が過ぎ去るのを待つのみ。

 





 





 





 ぜんぜん駄目だけど

 ぜんぜん大丈夫。


 まだ枠の外には、吐き出してないから。



 コテンパンに駄目だけど

 コテンパンに大丈夫。


 まだ少しだけ、文字が浮かんでくるから。 




 はんぱなく駄目だけど

 はんぱなく大丈夫。


 今ここに、この枠はあるから。





 でも




 

 リアルに駄目。




 100万回の大丈夫を。

 100万回繰り返せ。




 暗示




 





 たぶん、ぜったい。


 今の状況でさえ

 忙しいと言う理由で

 混乱しているのにさ。




 叫んだり

 わめいたり

 泣きちらかしたり。


 


 もっと混乱するんだろうね。 

 もっと薄まっていくんだろうね。



 だから何にも言えなくなるんだ。

 この枠の中に文字が溜まっていっても。



 本当のことが、何ひとつなくなりそうだ。





 たぶん、ぜったい。


 もぅ、すでに

 



 





 あの路を通る。

 あの路を走り抜ける。

 

 何度も旅人と通ったあの路を。

 何度も旅人と走り抜けたあの路を。


 


 1年前に通った路は

 今日よりももっと旅人の事を想い

 今日よりももっと旅人の事を想い出していた。


 旅人を想い、想い出に、枠が傷んだ。



 1年後に通った路は

 旅人の事を想う想いも薄れていて

 旅人の事を想い出す記憶も薄れてた。


 旅人を想い、想い出すことが薄れていることに、枠が傷んだ。




 


 打たれ弱い自分のために

 徐々に薄めていってくれているんだね。


 何にも見えなかった日々を。

 何にもいらなかった日々を。




 時間をかけて、ゆっくりと。




 3倍=30年分




 

 





 そのリズム、

 その響き、

 その旋律。


 その全てが。


 染み渡る。

 枠の隅々まで。




 閉じられた夜にピッタリ。

 閉じられた枠にピッタリ。





 鳴らせよ、音楽を。

 

 音に満たされるまで。





 キシんで痛む、枠組み





 





 気が狂うほどに

 スイッチを切りたくなるのは

 気が狂うほどに

 スイッチを切りたくないから。


 何だと想う。




 気が狂うほどに

 他の誰よりも

 欲張りのわがままだから。


 絶対に。




 自分の想い描いた通りに

 自分の姿が描かれないから

 気が狂うほどに

 我慢が出来なくなってしまうから。


 スイッチに手が伸びる。







 泣ければいいのに。


 何となく





 





 ウケて、笑った。

 笑って、凹んだ。

 凹んで、ウケた。




 1週間ぐらいは

 過ぎてしまったと想ってた。

 何てことはない。


 たったの、4日。



 

 まだ、4日。





 あと3日くらいは待てるだろう。

 あと3日くらいは待たなくちゃ。

 


 3回、寝れば良いだけだからね。




 3回 、起きるのか。





 





 自分で進む方向なのに

 自分で選ぶ方向なのに

 自分で最後のスイッチを

 押すことは出来ない。



 ただ、待つだけ。



 最後のスイッチが

 押されるのを。




 ただただ、待つだけ。



 最後のスイッチが押された後

 どこへ向かってしまおうとも。

 




 持久戦