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 想う、想われたい。

 そんな帰り道。



 何をしているんだろう?

 シルバーの山羊も元気かな?

 旅に支障は出ていないかな?





 




 

 





 真っ黒で

 真っ暗な闇に

 ひとり。


 

 文字だけでは

 救われない、本当。





 

 こっちの空を見せてあげたい。

 そっちの空とは全然違うはずだから。


 

 





 

 



 





 今日の

 この夜をやり過ごす

 自分の事を

 ほんのりと

 想って欲しいと

 ほんのりと

 想ってしまったょ。

 



 数にしたら数えるほどの文字数。

 電報にもならない文字数。





 ほんのりと以上に

 良かったと

 想ってしまったょ。


 

 ほんのりと以上に

 ありがとう




 





 ちょいとした賭け。




 何となく予想していた通りの結果だから

 ちょいとした賭けにもならなかったけれど。


 そっち向きの風が吹いてんのか。





 そぅか、そぅか。





 そっち 向きかい。




 





 のらりくらりと

 薄らぼんやりしていたら

 手持ちの文字札が

 淋しくなってきていてさ。


 きっとこの

 残り少ない手持ちの文字札を

 使い出したら

 シルバーの山羊に乗った旅人の

 山羊を歩けなくさせられるだろうし

 旅も続けさせられなくするだろうね。





 それと同時に

 真っ黒で真っ暗な底の底に

 沈み込めるんだろうね。


 さぁ、どの札を?

 さぁ、どの瞬間に?





 使うの?




 さぁ、さぁ、さぁ。




 さぁ





 





 なんの、なんの。

 まだまだ、これからさ。

 

 だって始まってもいないんだもの。




 なんの、なんの。

 大丈夫、大丈夫。


 うん、大丈夫。





 うん、大丈夫じゃない。


 何度も何度も呪文みたいに繰り返して

 腐った脳ミソとグレーの中身を

 騙して騙されていくのさ。




 爪を切る




 





 ちょっとだけ、行ってみよう。

 ちょっとだけ、進んでみよう。

 ちょっとだけ、突き抜けてみよう。



 自分で自分の限界を決めて

 自分で自分の区切りをつけるのは

 何だか良くない感じだけど。





 ちょっとだけ、その先を見てみたいから。





 限界の先。

 区切りの先。


 真っ黒で真っ暗な渦のその先。





 この眼で見えるか知らないけどさ!?




 





 何人のヒトに

 何十人のヒトに

 何百人のヒトに

 「どぅ?」って聞いたとしても。




 自分の足の裏がつける場所は

 限られているし、決まってる。


 ただ自分でどの土を踏むのかを

 ただ自分で選ぶだけなんだ。



 気合と決心待ち。





 行くか、進むか、突き抜けるか。

 それだけだ。





 いつ





 





 雨が降ったら逢えないなんて

 そんなことはありえない。

 



 一年間想いあった2人が

 一年に一度の逢引の日に

 誰にも邪魔をされたくないから

 雲のカーテンをひいているだけ。


 だから今日だって。





 何から話したんだろう。

 何から伝えたんだろう。


 ちゃんと話せたのかな?

 ちゃんと伝わったのかな?





 2007年7月7日




 





 ひとつずつ、集めて

 ひとつずつ、選んで

 ひとつずつ、並べて。


 丁寧に、慎重に。





 それでも

 後から後から

 グルグル回る。


 渡したい文字は

 他にもあったのではないか?

 

 

 


 もぅただ待つだけ。

 あの文字 の帰りを。