東芝メモリの業績が急激に悪化しています。 


東芝のIRを見ると、7-9月期;330億(黒字)→10-12月期:186億(黒字)

→1-3月期(予想):125億(赤字) という急激な悪化です。

(四半期毎の数字です。累計ではありません) 


10-12月期に赤転したハイニックスに比べれば良好ですが、1-3月期

に赤字になる可能性は高く、 東芝の持ち分(40%)でこの額ですから、

東芝メモリの赤字は4Qだけで300億を超えます。 
(日経の報道では、170億円の赤字予想)


 

東芝メモリは、今秋に上場予定ですが、 来期前半も大赤字の可能性

が高く、市況が回復しないと上場ができません。 
 

また巨額の設備投資を続けていますが、赤字になると資金調達が難

しく、特に東北の新工場(北上工場)の行方は不透明になります。 


共同投資者のWDの経営陣が優秀で、四日市の設備投資の延期を

早めに決めたため、東芝メモリは上場が遅れても、乗り切れそうです。
(WDは、昨年秋に四日市工場の減産を決め、設備投資も延期) 


 

なお東芝も、持分の赤字から、来期は赤字化の可能性が高く、市況

悪化が長引いて保有株の減損になると、のれんだけで約4千億円も

ありますので、一気に自己資本が悪化します。

 
東芝は、半導体の他には、利益源となる事業が無い上、 一昨年の

経営危機の際も甘いリストラしか行わなかったため、 各部門の利益

は、ほぼゼロで、想定を下回り続けています 
 

東芝は、抜本的なリストラが必要です。 
東芝メモリの業績悪化は、東芝メモリより、東芝の危機に直結します。