お久し振りでございます。
秋も深まり、空気は冷たさをおびてまいりました。
寒い!!もはや冬!
夏過ぎからの私は、相も変わらず踊りに明け暮れていたのですが
ステージは公園から夜の盛り場へ。
人前で踊る事を意識した段階まで来られました。
カラオケができるスナックやらパブやらで、頼まれもしていないのにショータイム。
何度も申し上げますが、普段はアルコールを摂取しないうえ
踊りたいという気持ち優先ですので、アルコール担当は夫に任せ
私は勿論、ソフトドリンクです。シラフもはなはだしいくらいです。
初めて挑んだ時の感想は、踊りながら歌う事はとてもとても難しい。
公園でのレッスンは曲を脳内再生で踊っていましたので、歌は口ずさむ程度でした。
これはマズイ。
私の目指すところは…毎度毎度申し上げますが…のおちんなのです。
本気で練習していますので踊りはそこそこ上達し、キレもでてきました。
ターンもかなり高速です。足首なんかも痛めたりしてちょっとプロっぽい気分になったり。
あと少しで目標達成なるか!?とウキウキしていたのも束の間。。。
私の前方で歌ってくれるトシちゃんはいないのです。
今まで気づかなかったのが奇跡的なのですが、確実にいないのです。
だからといって、トシちゃん役を募集して知らない人と組む事もできません。
だって私、シャイじゃないですか。トゥ・シャイ・シャイじゃないですか。
のおちんを全力で演じると息切れで歌えない。
歌に集中しすぎると踊りが疎かになる。
それなら、初めからトシちゃんを演じればいいのかといえば
意味合いが変わってきますのでダメなのです。
観る側からしたら関係のない事かも知れませんが
演じる私としては全く別物になってしまうのです。
飽くまでものおちんを演じなければなのです。
私が陶芸家ならば、焼き上がった壺やら皿やらを
「ちが-ーーう!!」などと叫びながらガンガン割っているところですが
陶芸家ではないので割らずに済みました。
でも実際は、ドラマのようにガンガン割ったりはしないでしょうね。
あの演出は何なんでしょうね。気難しさを表現しているのでしょうか。
自分で生み出した作品を、イメージ通りにいかなかったからと言って
あんな風に破壊するでしょうか。私だったらやっぱりしません。
……私は…何の話しをしていたんでしょうか。全く大脱線で訳が分からなくなってしまいました。
立て直しますね。すみません。
…そう、飽くまでものおちんを演じなければならないのです。
あの頃の私との約束ですからね。
上手い具合に踊りと歌のバランスを取る事が、今後の課題となりました。
そんなある日、ちょっとオシャレなパブでのこと。
聖子ちゃんの曲を熱唱しているお姉様に出会いました。
聖子ちゃんといえば、やはりトシちゃん。チャンスとばかりに歌って踊りました。
「やり切った」と清々しい気持ちでウーロン茶をゴクゴク飲んでいますと
先ほどのお姉様に話しかけられました。
その表情はキラキラスマイルで、只者ではないオーラを放っていました。
「トシちゃん好きなんですか?」
お姉様は期待で瞳を輝かせていましたので、私も得意なピカピカスマイルで答えました。
「はい、大好きです」
大好きなのはのおちんですが、この際トシちゃんも大好きという事にしました。
私の返事を聞くと同時にお姉様はキャッキャと喜んで
私もつられてニコニコしてしまいました。
聞けばお姉様は、ファンクラブに入っているくらいの筋金入りのトシちゃんファンで
こういう場所で同じファンに出会えたことがとても嬉しかったそうです。
「それじゃ、ガンガン歌って踊りましょう!」
その日は平日で、お客も私達夫婦とお姉様夫婦だけ。
遠慮なしで、トシちゃん縛りのカラオケ大会になりました。
そんなお姉様のダンスの身のこなし、素人の動きではありません。
しかし、酒場でそれを尋ねるのは無粋というものですので
ファン同士という立場で大いに楽しみました。
話もトシちゃん関連で盛り上がり、お姉様から素敵な情報をいただきました。
「今度、ツアーでトシちゃん来るんだよ」
さすが、FC会員。
「トシちゃん来るんですか!それは行かなくちゃですよね」
口先だけではなく、本当に「行かなくては」という心境でした。
のおちんは引退していますので、応援したくても出来ない寂しさを常々感じていました。
ならば現役で活躍しているトシちゃんを応援しようと。
ライヴに行けばきっと踊りの勉強にもなるでしょうし。
のおちんと一緒に仕事をしていたトシちゃんが、どんな人なのかも気になりますし。
何よりアイドル出身のトシちゃんが、どんなライヴをするのか興味深々でした。
その日は朝の5時までレッスン(カラオケ大会)をしましたが
トシちゃんファンのお姉様のおかげか、全く疲れを感じませんでした。
家に帰りますと、早速チケットの手配。
早い時期に情報をいただけたので、かなり良い席を確保できたのでした。
つづく。。。
7月の半ば頃、夫に初めてダンスを披露したのですが
普段あまり褒めるような態度を示さない夫が、笑顔で拍手してくれました。
褒められたくて踊っている訳ではありませんが、やっぱり嬉しいものですね。