なぜ?ジルコニウムの指輪は金属アレルギーにならない? | 【金属アレルギー専門】TOKYO DIAMOND 代官山指輪工房

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美しい発色が人気のジルコニウムの指輪。

 

ジルコニウムは、このような美しい色に、金属自体の性質で発色する素材ですが、

 

 

金属アレルギーの原因にならないことも、人気の理由になっています。 

 

それでは、なぜジルコニウムの指輪は金属アレルギーにならないのでしょうか。 

 

分かりやすく、説明したいと思います。

 

 

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金属アレルギーの原因は、溶け出した金属イオン

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金属アレルギー反応は、人間の汗や体液によって腐食した金属が溶け出し、溶け出した金属イオンが原因になって発症します。

 

人間の体液というのは、一種の強力な酸で、ほとんどどんな金属も溶かしてしまいます。金やプラチナでさえ、溶かしてしまうほどの、強力な腐食作用があります。

 

例えば金属をペロッと舐めると、金属の味がしますが、これは唾液が金属を溶かし、その金属イオンを味として感じているためです。

 

事実、金やプラチナでさえも舐めると味がしますし、純度が低い18金や、もっと純度が低い10金など、純度が低くなるほど味は強く感じます。これは金の純度が低いほど金属イオンが溶け出しやすいからです。

 

なお、どの金属イオンに対して金属アレルギー反応が起こるのかは、個人差がありますが、金属イオンとして溶け出す可能性のある金属は、少なからず金属アレルギーに原因になる可能性があると言えます。

 

 

 

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酸にもアルカリにも溶けないジルコニウム

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それでは、ジルコニウムはどうかというと、ジルコニウムはほとんどの酸、アルカリに溶け出すことがありません。 

 

これは、ジルコニウムの「不動態」という性質のためで、ジルコニウム表面の酸化皮膜が、非常に強固で化学的に安定しており、酸にもアルカリにも反応しないためです。 

 

当然、汗や体液によっても腐食することはなく、金属イオンとして溶け出すこともありません。 

 

ですので、ジルコニウムは舐めても味がしません。

 

ちなみに余談ですが、僕は金属を舐めれば、それがどんな金属なのか、あるいはどんな合金組成なのかが大体分かる、特殊な特技があります(自慢)。たぶん金属についての天賦の才があるのでしょう(笑)。

 

 

 

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発色も塗料じゃないから安全

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ジルコニウムは、色鮮やかな発色が特徴だということは冒頭にも触れました。 

 

この発色も、塗料やメッキなどとは違い、外から何かを塗ったものではなく、ジルコニウムの酸化膜(不動態膜)によってできています。 

 

つまり、ジルコニウムに安定性をもたらしている不動態膜そのものが、光の干渉によって発色しているので、化学的に非常に安定していますし、その組成は人体に無害の酸化ジルコニウムです。 

 

酸化ジルコニウムは、つまりジルコニア、歯のセラミックや人口骨にも使われるジルコニアセラミックと同じものです。 

 

 

 

まさに、ジルコニウムは、金属自体も発色もすべて、金属アレルギーフリーの素材なのです。

 

 

 

ジルコニウムの指輪は、こちらのホームページで、様々なデザインのバリエーションを公開しています。

→ http://ringology.org/muscat1b/categories/43396/

 

ジルコニウムについて、よりマニアックなご希望や、どこに行っても無理と言われたデザインアイデアがあったら、ご相談ください。

 

開発者・制作者である僕自身が、お打ち合わせでお話をお伺いしていますので、メリット・デメリットを含めて、ご希望に添ったご提案ができると思います。

 

 

 

こちらも、併せてお読みください。

 

【素材比較】ハフニウムとジルコニウム、どっちが優秀??

https://ameblo.jp/ringology/entry-12238883130.html

 

【素材比較】ジルコニウムVSチタン どっちが価値が高い

https://ameblo.jp/ringology/entry-10886030504.html

 

 

 


 

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