結婚指輪に適する金属を選ぶ基準は、
次の3点に気をつけるといいと思います。
逆に、この3点を満たしていれば、プラチナやゴールドに
こだわる理由は無いのではないか、と思います。
●耐食性
●金属アレルギーの発症の心配
●硬さ(丈夫さ)
耐食性というのは、変色しないとか、サビないとか、
指輪の美しさがずっと続くかどうかを左右します。
金属アレルギーの発症の心配については
着けていると、かゆみが出たり、発疹がでたりと
健康被害に関わります。
硬さ(丈夫さ)は、キズが付きづらいとか
曲がったり変形しづらさに関わります。
ですので、以上の3点を満たした金属の種類を挙げると、
貴金属では、イリジウム、ルテニウムが、
貴金属以外では、タンタル、ニオブ、バナジウム、ハフニウム、
ジルコニウム、チタン、モリブデンなどが
純粋な状態のそのままで適しているということになります。
ちなみに、貴金属である、金やプラチナ、パラジウムなどは
耐食性は十分で金属アレルギーの心配もほとんど無いのですが
硬さが充分ではなく、キズがついたり、変形したりしやすいので
別の金属を混ぜて硬くして用います。
そんな訳で、貴金属よりも純粋な状態で、指輪に適する金属は
この地球上には、結構あるわけです。
ゴールド・プラチナにこだわらず、あなたにぴったりの
お気に入りの素材を見つけてもらえたらと思っています。
僕がこれまでに、珍しい金属で作った指輪の数々は
こちらで公開しています。
↓ ↓
http://ringology.org/muscat1b/