宇宙でもっとも重く、
地表でもっとも存在度が低い
貴金属の王様・イリジウム。
価格が高騰している上に、
加工が困難なので、
ふたつのリングを普通に作って
ペアリングにしようと思うと、
2倍の価格になり、
2mm幅のリングが、1本で28万円(ペアで56万円)、
4mm幅のリングが、1本で35万円(ペアで70万円)、
6mm幅のリングが、1本で38万円(ペアで76万円)
と、非常に高価です。(2012年1月現在)
イリジウムは、リング形状にするところで
熔融コスト、切削コスト、材料ロス、
がかさむのですが、
ひとつの塊から、
ふたつのリングを切り出せるように工夫すると
価格を大きく抑える事が可能です。
以前もこの時のように努力をしましたが、
↓ ↓
*一本のイリジウムリングを入れ子状に2本に切り分けています。
また新たに、別の方法を思いつきました。
次は、金(ゴールド)と組み合わせる方法です。
イリジウムと金は、金ロウでロウ付けができるので、
ひとつの塊から切り出した厚み1mmぐらいの薄いイリジウムでも
イリジウムの内側に金を接合して(厚みをもたせて)、
充分なリングの厚みになります。
これを参考にしました。
↓ ↓
*写真は外側がプラチナ、内側がピンクゴールドです。
この方法ならば、
外側が白色のイリジウム、
内側が、金色のゴールドという美しい色合わせになり、
しっかり接合されるので、
自由な曲線の削り出しが出来る上に、
ひとつのイリジウムの塊から、入れ子状に、
ふたつのリングを切り出して、組み立てて制作出来るので、
価格も低く抑えることができるようになります。
デザインにもよりますが、
4mm幅なら、ペアで57万円(ペアの場合のみ)
5mm幅なら、ペアで59万円(ペアの場合のみ)
6mm幅なら、ペアで63万円(ペアの場合のみ)
という価格になります。(2012年1月末現在)
*ふたつのリングのサイズの差が、
6号ぐらいあれば充分、入れ子状にふたつに切り出せます。
この宇宙でもっとも珍しいイリジウムのリングを
なんとか、あなたにお届けしたいと考えています。
これまでに実現した、たった4ペアの
イリジウムの指輪は、こちらで公開しています。
↓ ↓