レアアースとレアメタル
よく混同されがちだが、
レアアースは希土類金属のこと。
元素周期表上の第三族、第4から第6周期に位置する
17種類の金属元素を指す。
一方、レアメタルは
大まかな総称で、
鉄や銅、アルミや亜鉛などの豊富に存在する金属（コモンメタルというらしい）
以外の全部の金属を指す。
このカテゴライズでいえば、
レアアースもレアメタルの中に含まれる。
いま中国政府が、
レアアースの輸出について規制をかけたために
日本の産業界が危機的な状況にあると報じられている。
レアアースと総称で呼ぶけれど、
実際の用途として際立って必要とされるほとんどは、強力磁石ネオジムであり、
あとはガラスの研磨に使うセリウム（酸化セリウム）と
半導体に使うイットリウムである。
イットリウムでは指輪を作ってみたいと思っています。
周期表上の前後関係で見ると、
おそらくチタンやジルコニウムと同様に
金属自体の性質で、美しく発色するだろうと
予想しています。
産業用途で注目されている
希少な金属たちですが、
美術工芸的に見ても
この地球の豊穣さを感じさせてくれます。
レアメタルでこれまでに作った指輪は、
こちらで公開しています。
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