ホウケイ酸ガラス
変わった名前ですね。
いわゆる強化ガラス、パイレックスガラスのことです。
ガラスの主成分ケイ酸SiO2のなかに、
ホウ素が入り込むと非常に硬いガラスになります。
ホウ素=ボロンは、いろいろなものを硬くする性質があるようですね。
CBNしかり、プラチナのホウ化処理も硬さをもたらします。
今日、久しぶりに渋谷の街に
出掛けたのですが、
宇田川町のレコード屋街の中に、
この「ホウケイ酸ガラス」の
美しい造形物を売っている店を見つけました。
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この世界には驚きました。
しかも、色を付けているのは、
金や銀の蒸着によるものだといいます。
以前から金属ナノコロイドという発色があるとは聞いていましたが、
ここまで美しく、そういう性質を生かした仕事があるとは。
金は蒸着すると赤色に発色します。
一方銀の蒸着は、やや緑がかった黄色です。
僕としては、
「それなら、ほかの貴金属や、レアメタルならどんな色になるんだろう??」
というのが気になります。
蒸着できればの話ですが、
イリジウムやオスミウム、ルテニウム、レニウムあたりの
白金族が気になるところです。
"dragon pipe"というブランドの
作品がすごく気に入って、購入しました。
金の蒸着が美しいです。
是非、宇田川町に行く機会がありましたら、
立ち寄って見ていただきたいです。
こういう、特殊な技法にプライドを持って、
認知を広めようとなされている
店長さんの心意気にも感動しました。
「ホウケイ酸ガラス」の際立った作家を一堂に集めて販売されています。
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オンラインでも購入できるようですが、
実際に手にとって、全方向から見たほうが、
凄さがわかると思います。
今回は、ホウケイ酸ガラスの話でした。