タンタルについて 1 黒い輝き | 【金属アレルギー専門】TOKYO DIAMOND 代官山指輪工房

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 金属アレルギーでも美しい結婚指輪を着けたい!
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今回は、

僕がどれだけタンタルという金属素材に愛着を持っているか

という話です。



タンタルに関しての一般に共有されている情報に関しては、

wikipediaはじめインターネット上で検索すれば、いくらでも調べられるので


ここでは、

僕がこれまでタンタルについて手探りで研究してきた内容を書こうと思います。



タンタルというと、

タンタルコンデンサ―という形でしか触れたり聞いたことしかない方が多いと思いますが、

純タンタルの塊は、黒く、かつ重く、非常に魅力的な質感を持っています。



銀の反射率が、400(紫色)nmで94.8%、700nm(赤色)で98.5%に対して、

タンタルの反射率は、413nmで42.4%、729nmで63.8%という低い値をとります。


この黒色は、金属工芸においては、非常に重宝します。



歴史の中で黒色は、鉄の黒皮や赤銅の煮色、あるいは漆が使われてきましたが、

どれも表面のみの着色であり、摩耗や経年変化でいつかは失われてしまいます。

したがって、金属工芸において黒色は非常に限定されたものでした。



一方で、タンタルの黒色は、金属そのものの色なので、

半永久的に失われることなく、安定したものです。



このタンタルの加工についてなのですが、

大気中ではロウ付けが出来ないので、特殊な方法を用います。


これについては、次回に書こうと思います。



タンタルやそのほかレアメタルを用いたジュエリーは

こちらで見ることが出来ます。

↓     ↓     

http://ringology.org/